アンジ・ポステコグルーがハリー・ケインが去ったこの先の移籍ビジネスについて語る

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トッテナム・ホットスパーのヘッドコーチが、ハリー・ケインのバイエルン・ミュンヘンへの移籍後の夏の移籍マーケットでの立ち回り方について語った。

football.london/Alasdair Gold

アンジ・ポステコグルーは、トッテナムでの移籍ビジネスが彼のもとでどのように機能するのか、そして「明日、ハリー・ケインに代わる背番号9を探しに動くことはない」と説明した。

スパーズは日曜、ブレントフォードでのアウェイゲームで新時代の幕開けを迎える。ハリー・ケイン抜きでプレミアリーグのシーズンが開幕する。ケインは土曜日に1億ポンド相当の移籍金でバイエルン・ミュンヘンへ去ったが、これは出来高を加えれば1億2000万ポンドに達する可能性もある。同日、ポステコグルーはソン・フンミンを新キャプテンに任命し、ジェームズ・マディソンとクリスティアン・ロメロを副キャプテンに指名した。

現在、トッテナムはポステコグルーに合った新たなチーム戦力の形成を続けなければならないが、誰もがこのノースロンドンのクラブの動向に注目している夏の移籍マーケットで、ヘッドコーチがポケットに穴を空けるほどの1億ポンドの補強資金を自由に使えるなどとは考えないで欲しい。

この話題について、オーストラリア人はジョークで切り出した。

「私のポケットで札束が燃えている?私のポケットで燃えている札束はないよ。私の妻は、そうならないように管理してくれてるんだ。そんなことになったら私の妻には困難だろうね…。妻ならなんとかしてくれる。この札束(ケインで得た資金)を使うと、ここで穴に落ちてしまうことになる!」

「マーケットはマーケットであり、常にマーケットなんだ。常に調整されるものだと言ってるのではない。特に今年の夏を見ると、移籍ビジネスの一部でとんでもないお金が動いていてかなりワイルドだ」

「だが、適切な選手を獲得できるのなら、動く価値があると私は今でも思っている。常にその巨額の資金を費やす必要はない。重要なのは、自分のフットボールクラブに適切な選手を獲得することだ。マダーズは良い例だと思う。我々はそんなことはしていない。過剰な投資をする必要はなかったし、我々のやりたいことに完璧にフィットすると思う選手を獲得するんだ」

「その観点からすれば、巨額の資金で動く移籍は常にあるだろうが、それが唯一の方法であるという意味ではないし、そうすることが最も重要な移籍ビジネスだいう意味でもないんだよ」

現状、チーム戦力が肥大化しているため、ポステコグルーは選手を増やす前に選手を放出することが優先事項でなければならないと考えている。

「そのプロセスの一部として、まず現時点で大きなチーム戦力を持っているということだ。我々は選手を獲得し続けることはできない。何人かの選手を放出する必要がある。それが今、我々が焦点を当てているところだ」

「今後3週間で、我々が望んでいない展開は、すべてが移籍マーケットの終盤に動き出すことだ。つまり、どのエリアでも時間が不足してしまうことを意味する。そうならないように取り組まなければならない。ただ選手を補強し続けることはできない。現時点では我々には大規模なチーム戦力があり、そこに着手する必要がある」

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