アンジ・ポステコグルーはソン・フンミンをキャプテンとして新シーズンのプレミアリーグでスパーズを牽引する選手に選んだ。
football.london/Alasdair Gold
ウーゴ・ロリスとハリー・ケインが今夏、クラブを退団する中で、アンジ・ポステコグルーは2023/24シーズンのキャプテンを選出した。スパーズの副キャプテンだったケインは土曜日にバイエルン・ミュンヘンへの移籍が決まり、ロリスは新たな挑戦を求めて退団することが許可されている。
この2人は新シーズンにノースロンドンにおらず、スパーズがブレントフォードと対戦する数日前にポステコグルーには大きな選択が待っていたが、その決定が下された。ソン・フンミンがトッテナムの新しいキャプテンに任命され、クリスティアン・ロメロとジェームズ・マディソンがそのアシスタントとして副キャプテンに就任した。
ソンはすでに韓国代表のキャプテンを務めており、ポステコグルーの就任初期にサウジアラビアからの関心が報じられた際、スパーズに残りたいという明確な思いを発信し、これがオーストラリア人の心に響いたのは明らかだ。
当時、ソンは韓国人記者のイ・ソンモに次のように語ったという。
「僕にはプレミアリーグでやるべきことがたくさんある。今の僕にとってお金は問題ではない。大好きなリーグでプレーし、フットボールをプレーする誇りが重要なんだ」
「プレミアリーグのトッテナムでもっとプレーしたい。スパーズに戻ったら、しっかり準備するよ」
ソンがキャプテンに選ばれたことで、彼とマディソン、ロメロがトッテナムを新時代に導くトリオとなる。スパーズは日曜日の午後、Gtechコミュニティ・スタジアムを訪れブレントフォードと対戦し、プレミアリーグのシーズンを開始する。
ブレントフォード戦に先立った金曜日の記者会見で、57歳のポステコグルーにキャプテンを選んだかと質問したが、その決断について控えめな返答をした。
「ああ、決めたよ。まだ言わないけどね(笑)」
「私は傑出したキャプテンを必要とするタイプではない。リーダーシップはグループの中で浸透させることができるんだ。最年少の選手であってもリーダーシップ・スキルを発揮できる。重要なのは、選手たちが主導する文化と環境を作り出すことだ」
「現有戦力のなかでそれを推進しなければならない。それがここでの私の要旨の一部となる。私は選手たちがどのように交流しているか、自分たちに設定した環境、どの選手がそのグループの中で主導権を握っているように見えるかを観察してきた。明日その手続きをするつもりだよ」