ベンタンクールの復帰、マディソンの加入、ホイヴィアの退団…アンジ・ポステコグルーが描く夢の中盤

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スパーズのヘッドコーチに就任したアンジ・ポステコグルーが、来シーズンのトッテナムの中盤をどのように構成するのかを見てみよう。

football.london/Rob Guest

アンジ・ポステコグルーとトッテナムは、2023-24シーズンのプレミアリーグ開幕に向けて、中盤の強化を図っている。すでにトッテナム・ホットスパー・スタジアムには質の高い中盤の選手が数多くいるが、リリーホワイツはさらに数人の補強を目指すだろう。

新ヘッドコーチは4-3-3のシステムで3人のミッドフィルダーを起用することを好むが、時には4-2-3-1に戦術を切り替えることもあるため、トッテナムは両方のシステムで万能なオプションとなる選手の補強を狙っていると、football.londonは伝えている。

トッテナムは来シーズン、ポステコグルーが選択したフォーメーションから多くの魅力的なフットボールが披露されるはずだ。ポステコグルーの中盤の主な特徴は、2人のミッドフィルダーが前線に押し上げて攻撃のサポートをすることを許され、もう1人のミッドフィルダーは、中に入ってくるサイドバックと並んでポジションを維持する。

セルティックのキャプテンであるカラム・マクレガーは、中盤の中央でじっとしていることが多かったので、中盤で攻撃的な役割を担っていた旗手怜央、アーロン・ムーイ、デイヴィッド・ターンブル、マット・オライリーといった選手たちは前に出ることができた。旗手は9ゴール、11アシストで20ゴールに関与し、ムーイ(7ゴール、11アシスト)とオライリー(4ゴール、14アシスト)はともに18ゴール、ターンブルは5ゴール、7アシストで12ゴールに絡んでいた。

中盤の選手たちから多くの戦果を得たいトッテナムは、来シーズンもポステコグルーの中盤の選手たちがセルティックと同じようなインパクトを与えられることを期待している。では、ポステコグルーが夢見る来シーズンのトッテナムの中盤はどのようなメンバーになるのだろうか?

レギュラーに定着したビスマ

トッテナムがついにイブ・ビスマのベストなパフォーマンスを目にするのは、2023-24シーズンになるかもしれない。ブライトン&ホーヴ・アルビオンから2500万ポンドで加入したマリ代表ミッドフィルダーは、トッテナム・ホットスパー・スタジアムで忘れたくなるような1年を過ごした。

昨シーズン、ピエール・エミール・ホイヴィアとロドリゴ・ベンタンクールが序列で優位に立っていたために出場時間を限られていたビスマは、コンテが中盤の選手に求める戦術面の適応においても苦戦を強いられた。2月初旬には左足首のストレス骨折を負ったために手術を受けなければならず、この26のミッドフィルダーがピッチに復帰したのはシーズン終盤の3試合だった。

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