当初、6000万ポンドを要求していたレスターだが、4000万ポンドに出場試合などの戦績に応じた出来高が追加される条件でこの移籍は成立する。
Telegraph/John Percy
トッテナム・ホットスパーは、レスターに所属するジェームス・マディソンの移籍に4000万ポンドで合意し、獲得を完了させるようだ。
マディソンは水曜日にメディカル検査を受け、その後トッテナムの新ヘッドコーチ、アンジ・ポステコグルーにとって最初の大型補強となる見込みだ。
月曜日にTelegraph Sportが報じたように、トッテナムは今週初めに獲得への動きを強め、48時間にわたる熱い交渉の末、降格したレスターとイングランド代表ミッドフィルダーの獲得で合意に達した。
移籍金はまず4000万ポンドが保証され、さらに出場回数や戦績に応じて出来高が追加で払われる契約となっている。レスターは当初、契約を1年残していたマディソンに6000万ポンドの移籍金を要求していたが、新監督のエンツォ・マレスカのもとでのチャンピオンシップのシーズンに向けての準備にこの移籍騒動がダメージを与えることを嫌ったため、その態度を軟化させたようだ。
トッテナムもまた、ニューカッスル・ユナイテッドを筆頭とする争奪戦のライバルからの関心を意識しており、先週末に交渉を急ピッチで押し進めた。
マディソンはスパーズと週給17万ポンドの契約を結ぶとみられ、レスターとの契約はプレミアリーグからの降格によって彼の週給は50パーセント減額される予定だった。
今週初めにイビサ島での短い休暇から戻った26歳は、これからトッテナムのトレーニング・センターでメディカル検査を受ける。2018年6月にノリッジ・シティから2500万ポンドの移籍金でレスターが獲得したが、古巣であるノリッジは今回の移籍金による利益の15パーセントも受け取ることになる。
昨シーズン、レスターは不本意な結果に終わったものの、マディソンはチーム内でその優秀さを証明し、2021年にはFAカップを制したチームの一員だった。
この攻撃的ミッドフィルダーはイングランド代表にも招集されており、昨年のカタール・ワールドカップではギャレス・サウスゲートのスリー・ライオンズの一員だった。
マディソンの移籍は、火曜日にポステコグルーの最初の契約となった約1600万ポンドでエンポリからの5年契約で加入したグリエルモ・ヴィカーリオに続く、2番目の補強となる。