アンジ・ポステコグルーがトップチームとの戦い方を明かす

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6日後に正式に始動する新ヘッドコーチのもと、トッテナム・ファンはこれまでとは全く異なるプレーに慣れていく必要がある。

football.london/Alasdair Gold

アンジ・ポステコグルーはその洞察に満ちたインタビューで、より大きく、より成功したチームの脅威にどう対抗するかを説明しており、トッテナム・ホットスパーのサポーターは近年見られたフットボールとは根本的に異なるスタイルを期待できるだろう。

昨シーズンのスパーズ・ファンは、選手たちが自陣深い位置でプレーし、カウンターで相手チームを攻略しようとするプレー・スタイルが定着していたことに不満を募らせてきた。結局、自らを大きなプレッシャーの中に放り込み、崩壊させてしまう展開が相次ぎ、昨シーズンは、プレミアリーグで63失点を喫した。

ポステコグルーは今週土曜日から正式にプレシーズンをスタートさせ、スパーズが自陣ではなく敵陣の深い位置に陣取るような、容赦なく攻撃的なポゼッション・フットボールをノースロンドンのチームに持ち込むつもりだ。だが一部で懸念されているのは、そのトッテナムの攻撃的な姿勢が、質が高いビッグチームに対して無防備な守備をさらけ出すことになるのではないかということだ。

昨シーズン、セルティックのボスだったポステコグルーは、オーストラリアのStan Sport FCのインタビューで、ポステコグルーが約20年前にオンエア中で口論したことで有名な、元オーストラリア代表で評論家のクレイグ・フォスターに次のような質問を受けた。質の高いチームと対戦する際に、チームをどのように適応させるかについて、当時セルティックの監督であったポステコグルーは具体的に説明した。

「我々がやりたいフットボールが、対戦相手のやりたいことにどう影響されるかは常に考えているよ。我々のアプローチを変えることではない。私たちのやり方を変えるのではなく、相手が私たちを止めるために何をしようとしているのかが重要なんだ。相手の潜在的な弱点は何か、それを突くために我々のゲーム・モデルに使えるものは何か?」

「だから、常に十分な準備をしているし、選手たちは自分たちの長所と短所について熟知しているが、それでも自分たちのスタイルのフットボールを貫いて、要所となるエリアを支配する。そのように対処することで自分たちのやり方を実践するつもりだよ」

「戦力を微調整し、相手の脅威を知ることだ。この25年間の私のキャリアには、いくつかの不変のもの、私が本当に信じている揺るぎない信念がある。私は自分のチームがボールを持っていたいと思っているし、何事にもアグレッシブであってほしい。敵陣でプレーしてほしいんだ。どんな場面でも受け身でいてほしくないんだよ」

「それらが基本だが、やっていくうちに素晴らしい資質を持ち、独自のプレーをする信じられないようなチームと対戦することもあるだろうから、そうなればこちらの調整が必要になる。私がどのようにゲーム・モデルを作り、どのように進化させてきたか。たとえば今のチーム(当時のセルティック)を見ると、4~5人のウイングがいて、みんなウイングだがそれぞれ違う個性を持っている」

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