トッテナムはこのセンターバックの獲得に乗り出すはずで、加入が実現すれば直ちにバックラインを全く新しいレベルに引き上げるだろう。このスペイン人は豊富な試合経験を持ち、マン・シティでタイトルを次々と獲得してきた勝者でもある。
CIES Football Observatoryの評価でその移籍金は3400万ポンドで、トッテナムだけでなく、アストンヴィラもラポルトの獲得に乗り出しているようだ。この左サイドのセンターバックは、ロメロとうまく調和し、リリーホワイツが昨シーズンのような守備の弱さを露呈しないように改善してくれるだろう。
特に、ダビンソン・サンチェス、ジャフェト・タンガンガ、ジョー・ロドン、エリック・ダイアーといった選手たちが新天地を探す可能性があるため、トッテナムはラポルトに加えてあと2人のセンターバックを獲得することが理想だ。
クレマン・ラングレは先発の2人の控えとして有力のオプションとなりそうで、昨シーズンのローン期間を経て、およそ1000万ポンドほどで獲得できそうなことも魅力的だ。また、クリスタルパレスのマルク・グエイを獲得することができれば素晴らしい契約となるだろう。
退団するセンターバックたち
新シーズンに向けて、多くの選手がトップチームのレギュラーとして活躍するために新たなクラブに移籍する必要があるため、特にセンターバックでは退団が相次ぐ可能性がある。ここ数シーズン、スパーズでピッチの上での役割を減らしていたサンチェスもその一人である。
26歳のコロンビア人にとって、毎週ベンチに座っているのは望ましいことではなく、彼のキャリアのためにも退団しなければならない。選手もクラブも、6年という歳月を経て、別々の道を歩むべき時が来ている。
タンガンガも同様で、昨シーズンは全公式戦でわずか7試合の出場に終わった。昨夏、ACミランから興味を持たれながら退団を逃した元U-21イングランド代表ディフェンダーは、今やレギュラーとしてプレーしなければならない年齢に達している。
負傷の影響もあり試合出場は少ないが、キャリアをしっかりと軌道に乗せるためには再出発を図らなければならない選手である。ロドンもまた、レンヌでのローン移籍を経て、この夏に再び移籍する可能性がある。
過去3シーズン、ノースロンドンで思うような出場機会を得られなかったウェールズ代表ディフェンダーは、移籍するには理想的な時期なのかもしれない。最後に、トッテナムとの契約期間が残り12ヶ月となるダイアーについても、決断を下す必要がある。
時には良いパフォーマンスも見せたが、だらしないプレーで自らを貶めることもあり、ポステコグルーが守備ラインを強化すれば、来シーズンは彼の出番が激減するかもしれない。もし彼がいなくなるのであれば、スパーズは彼に代わる別の守備のリーダーを見つける必要がある。