アイメリク・ラポルト加入、1500万ポンドの補強成功 – 6人の移籍で実現するアンジ・ポステコグルーの夢の守備陣

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アンジ・ポステコグルーがスパーズのヘッドコーチに就任したことにより、来シーズンのトッテナムのディフェンス・ラインがどのように整うか展望してみよう。

football.london/Rob Guest

トッテナムのディフェンスは、この夏、アンジ・ポステコグルーとクラブの新しいフットボール担当マネージング・ディレクターにとって非常に優先順位の高いポジションである。スパーズは2022-23シーズンを通して面白いように失点を積み上げ、プレミアリーグで63失点したことが、ヨーロッパの大会の出場権を逃した大きな原因となった。

すぐにでも改善しなければ、トッテナムに関わるすべての人にとって、また辛く長いシーズンが待ち受けることになる。アントニオ・コンテの監督時代には3バックとウイングバックを採用していたトッテナムだが、ポステコグルーが好むフォーメーションは4-3-3なので、4バックに戻すことになる。

では、ポステコグルーが考える新シーズンのトッテナムのディフェンス・ラインは、一体どのようなものなのだろうか?

ポロ定着の条件

ポステコグルーは、新シーズンに向けて右サイドバックに関して、多くの選択肢を持っている。エメルソン・ロイヤルとペドロ・ポロは、昨シーズンの終わりに右サイドのポジションを争っていたが、さらにレンヌへのローン移籍からホットスパー・ウェイに戻ってくるジェド・スペンスが、この2人に挑むことになる。

エメルソンは、この3人の中では右サイドバックとしてプレーするのに適している選手であろう。一方、ポロはニューカッスル・ユナイテッドで大敗した試合で右サイドバックとして起用され、ディフェンス面で苦戦を強いられた経験がある。

新シーズン、ポステコグルーは間違いなくポロの右サイドバックとしてのプレーに磨きをかけるだろうし、このスペイン人のファイナルサードでの資質を考えれば、必要ならもっと前に出すというオプションをポステコグルーに与えるだろう。もし彼が守備面のプレーを改善し、4バックの一角としても優れたプレーを見せることができれば、先発の有力な選択肢となるだろう。守備面の課題が解決できない場合、当分の間、エメルソンがその座に居座ることになるかもしれない。

ラポルトの補強

すでにクリスティアン・ロメロというトップ・クオリティのセンターバックを擁しているトッテナムは、このワールドカップ制覇を成し遂げた男とともにプレーする同レベルのディフェンダーを見つける必要がある。そこで、アイメリク・ラポルトの補強だ。

今シーズンの大半をマン・シティのベンチで過ごし、プレミアリーグでは11試合の出場にとどまったこの29歳は、エティハド・スタジアムを出て別のクラブで新たな挑戦をすることになりそうである。

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