トッテナムがマノル・ソロモンを獲得した背景と、今後も同様の補強が続く可能性…

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トッテナムは今週、新たな戦力としてマノル・ソロモンを獲得したが、この補強はこのクラブが頻繁に狙っている移籍取引の系統に合致している。

football.london/Alasdair Gold

今週、マノル・ソロモンはトッテナム・ホットスパーに移籍する見込みで、これはクラブが頻繁に狙っている移籍取引のタイプでもある。

今月末に24歳になるこのイスラエル代表アタッカーは、FIFAやシャフタール・ドネツクとの交渉がうまくいけば、アンジ・ポステコグルーのチーム戦力にフリーで加わることになる。昨シーズン、フラムにローン移籍していたこのウインガーは、シャフタールと今年末までの契約を結んでいたが、FIFAは同国での紛争の中、同国でプレーするすべてのウクライナ国籍以外の選手に対し、自身の契約を一時停止できる権利を与えた。その停止期間は、サロモンとシャフタールの契約期間が満了するよりも先になる。

スパーズは8月6日にトッテナム・ホットスパー・スタジアムで行われるプレシーズン・マッチでウクライナのクラブと対戦するが、ソロモンは古巣との対戦でプレーすることになるかもしれない。若いウインガーは以前、2022年2月のロシア侵攻時にキエフにおり、爆発音で目を覚ましたと話している。

トッテナムは先週、来月のフレンドリー・マッチを機に、「紛争が始まって以来、ウクライナ全土の子どもたちや家族に経済的支援、人道的支援、医療支援を行ってきた『シャフタール・ソーシャル』に、金銭面でのサポートとチケットの売上金から追加寄付を行う」と発表した。

では、スパーズはソロモンを獲得することでどのような恩恵があるのか?プレミアリーグ、チャンピオンズリーグ、ヨーロッパリーグ、FAカップ、そして国際舞台でもイスラエル代表として35試合に出場し、7ゴールを挙げているこの若者の豊富な経験が、まずその一つであろう。

トリッキーなウィンガーで、爆発的な加速力がある。ゴールへの関与、特にアシスト力をこれから向上させる必要があるが、近年のチャンピオンズリーグでは、マンチェスター・シティ戦で1ゴール、レアル・マドリー戦で2ゴール、アタランタ戦で1ゴールを記録している。彼は大舞台にめっぽう強いのだ。

昨シーズンのプレミアリーグでは、ブライトン、ブレントフォード、ウルブス、ノッティンガム・フォレストとの対戦でゴールを決め、FAカップではリーズ戦で得点を記録する快進撃を見せた。

ソロモンはフラムでの厳しいシーズンのスタートを乗り越えなければならなかった。リバプールとの引き分けた試合でプレミアリーグ・デビューを飾ったこの23歳は、その直後の非公開試合で膝を痛め、手術が必要となり、2023年初頭まで復帰することはなかった。そして1月のレスター戦でようやくベンチ入りを果たすことになった。

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