アンジ・ポステコグルーがトップチームとの戦い方を明かす

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「スピードがある選手もいれば、ドリブルが得意な選手もいるし、サイドを突くのが得意な選手もいる。中盤のダイナミックさも同じだ。もっとダイナミックな中盤の選手が2人必要か?10番が2人必要か?8番と10番が必要か?私は4-3-3で戦うチームを作ろうとしてきた。だが、私が選んだピッチに立つ11人によって、戦い方は大きく様変わりするんだよ」

「そうすることで、アプローチの基本をあまり変える必要がなくなる。だが、そのような選手たちがいることで、我々チームは変化でき、自然と調整されることになるんだよ」

ポステコグルーのチームの特徴のひとつは、サイドバックがサイドにポジショニングするだけでなく中に入るように指示されることだ。昨シーズン、セルティックがチャンピオンズリーグでレアル・マドリードのような強豪と対戦した際、強い相手に圧倒されるのを防ぐために、その戦術を和らげる必要があるのかと、このオーストラリア人は質問された。

「私はギャンブラーなんだよ。周りとは違うやり方を選ぶギャンブラーさ。監督としてこれから巻き返そうにも、私はもう57歳で、あと20年も先がないんだ。我々のようなクラブでは、他のクラブとは少しばかりやり方を変えなきゃいけないんだよ」

「レアル・マドリードのような脅威を打ち消すために、他のクラブがやっているような伝統的なモデルを採用していたら、我々は他のクラブと一緒になってしまい、太刀打ちできないだろう。だから、少し過激にならざるを得ない。私はリスクを嫌う人間ではない。私はこういうことに全力で取り組むのが好きなんだ」

「もし我々がさらにアグレッシブに戦うことができるのであれば、そのように打って出るチャンスを制限したり、チャンスがある舞台で自重することができるだろうか?特に、このようなプレーを志しているのであれば、選手に気持ちを落ち付かせる隙間を与えてしまうと、厳しい時には必ずそのような控えめなプレーに頼ってしまい、伝統的なモデルになってしまうんだよ」

「昨シーズンとは少し変わったし、いくつかのことから学んだが、我々のポジショニングは同じようにアグレッシブで、むしろさらにアグレッシブであろうとしている。私が常に感じているのは、成功する最善のチャンスは、相手をとことん不快にさせることだということだ。もし、選手たちが毎週のように同じプレーをさせ、相手を後退させ、そこにプレーするスペースを得られれば、我々が不愉快になることはないだろう」

「だからレアル・マドリードと対戦したときは、1時間にわたって相手に不快な思いをさせたんだ。彼らは、自分たちと同じようにボールを保持し、フットボールをしようとしているチームと対峙したんだ。彼らはあれほどのプレスを受けることに慣れていない。彼らは、引いて守る相手との試合に慣れているからね」

「1時間が経過したところで彼らは順応し、クオリティーを高め、我々を突破する方法を見つけた。我々は少しずつ崩壊し、60分、70分、80分と失点して、最終的に我々は砕け散ったんだ」

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