FIFAによる活動停止処分の後もファビオ・パラティチはトッテナムの移籍活動に強い影響力を維持

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トッテナム・ホットスパーを正式に退団したイタリア人のファビオ・パラティチだが、今でも移籍マーケットでも強い影響力を維持しているようだ。

football.london/Alasdair Gold

ファビオ・パラティチは、4月に正式にプレミアリーグのクラブを退団したにもかかわらず、現在もコンサルタントとしてトッテナム・ホットスパーに携わっているようだ。

FIFA(国際サッカー連盟)がこのイタリア人の30ヶ月のフットボール活動の停止処分を解除したことで、スパーズの元マネジング・ディレクターはクラブのコンサルタント業を引き受けることができるようになった。

50歳のイタリア人は、最高幹部のひとりとして10年以上を過ごしたユベントスを2021年夏に退団し、フットボール担当マネージング・ディレクターとしてトッテナムにやってきた。これは、スパーズのダニエル・レヴィ会長が長年切望していた人物をクラブに招聘するための長い道のりの終わりを意味した。

しかし、それから24ヶ月後に、パラティチはスパーズでの役職から退かなければならなかった。

ユベントスは、移籍金を用いた不正会計で告発され、イタリア・サッカー連盟(FIGC)の調査を受けて、パラティチは告発された11人のユベントス幹部の中で最長の活動停止処分を言い渡された。そしてその処分は、FIFAによってイタリア国外にも適用エリアが拡大された。

4月、パラティチはそのFIFAの適用エリア拡大に対する異議申し立てをした控訴審に敗れ、トッテナムを辞任した。

当時のダニエル・レヴィ会長の声明にはこのように綴られた。

「ファビオとご家族にとって、これまではストレスの多い時間でした。私たちは、正当な手続きを踏むことを切に望んでいました。ファビオはフットボールと寝食をともにしてきた男であり、私たちは彼の幸せを願っています」

「年度末の決算の際に述べたように、私たちは数ヶ月前からフットボール関連部門の再編に着手し、先週、すべての部門を統括するチーフ・フットボール・オフィサーにスコット・マンを任命したことを発表しました。今後数ヶ月をかけて、フットボール機能の強化を続けていきます」

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