コンテが勝利後にドハティに語ったこと、契約交渉、ソンとペリシッチの相性 – エバートン戦での注目トピック

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ウイングバックの襲撃

試合後のコンテの笑顔のもう一つの理由は、2人のウイングバックのパフォーマンスだった。

マット・ドハティとイヴァン・ペリシッチはともに、イタリア人が求めるフライング・スタイルでプレーし、この試合のトッテナムが輝いた瞬間のほとんどに関与していたのである。

ドハティは、舞台裏で信じられないほどの努力を続けてきた。この30歳は、以前にも増して引き締まった体つきをしている。彼のこれまでのプレミアリーグでプレーしていた時の写真と比べて、頬のこけ方が顕著で、プレミアリーグにフィットしていた選手がさらにコンテのシステムにフィットしたことを意味する風貌で、この試合のパフォーマンスはその努力によって掴んだものだった。

ドハティは、終盤にバックヒールを見せるなど、時間が経つにつれ、ますます鋭さを増し、自信を深めているのが見て取れた。

このアイルランド人は、試合開始直後は控えめなプレーをしていたが、右サイドを突破したところでドワイト・マクニールが彼に対してファウルを犯し、エバートンの選手がイエローカードをもらう場面があった。

この瞬間、ドハティは活力を取り戻し、ハーフタイムにはコンテがトンネルでドハティと話しながらチームが出てくるのを待っている姿が見られた。

後半のドハティは、コンテがウイングバックに要求するあらゆることをこなし、隙あらば攻撃し、来るもの拒まずの姿勢で臨んだ。スパーズの先制点へのビルドアップは、彼の長所が活かされた完璧なかたちだった。

ペリシッチが深い位置からクロスを入れると、ドハティは左足で止めて低い弾道のシュートを放った。これをピックフォードがこぼすと、ケインが飛び込んでピックフォードに倒され、PKを獲得した。

ケインはこのPKを決め、試合後にはこのクラブで最も親しい友人の一人であるドハティを喜ばせるコメントを残した。

「本当にうれしいよ。彼(ドハティ)はずっとチャンスを待っていたんだ。昨シーズンに怪我をしてから、今シーズンは我慢強く、ただ時間をかけて、一生懸命がんばって、体調を整えて、チャンスを待っていたんだ」

「僕らチームには健全なポジション争いがある。彼はここ2試合に出場し、素晴らしいプレーを見せてくれた。彼のことはよく分かっているし、どれだけプレーをしたかったか、どれだけ舞台裏で努力してきたかも分かっている」

「この活躍は彼の自信につながり、チームや監督の自信にもつながるだろうね。多くの選手が良いプレーをすることは、本当に良いことだよ」

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