Football London/Rob Guest
トッテナムが土曜日の午後、プレミアリーグでフラムに2-1で勝利した試合での注目ポイントを紹介する。
3ポイント獲得と好転したパフォーマンス
これまで勝ち点3を獲得していたもののパフォーマンス面では物足りなさを感じていたアントニオ・コンテ率いるトッテナムは、土曜日の午後、フラムを相手に2-1の勝利を収めた。開幕戦のサウサンプトン戦の勝利は別として、スパーズはピッチ上でしばしば劣勢に回ることが多く、それは起用できる戦力を考えたファンにとって、非常にフラストレーションを与えるものだった。
開始3分、アンドレアス・ペレイラのシュートを阻止するため、ライアン・セセニョンがそのスピードを生かし守備の対応を強いられる場面があったが、その後、トッテナムは息を吹き返し、試合をコントロールした。ハリー・ケインはボックス手前で鋭いターンをしてマーカーを外し、放ったシュートがベルント・レノに低い位置でセーブさせるなど、攻撃を先導した。
初先発をホームで飾ったリシャルリソンは、ソン・フンミンのクロスにヘディングで合わせたが、これは枠を外れた。2人は続けてリシャルリソンの見事なプレーからソンにチャンスを作り出し、ソンがシュートを狙ったがこれもわずかに及ばず。そして、ケインの素晴らしいループ性のパスがソン・フンミンに渡り、ソンは至近距離から素早くシュートし、クロスバーを直撃した。
そのような試合展開で、ゴールは「生まれるかどうか」よりも「いつ生まれるか」だった。しかし、その10分前にピエール・エミール・ホイヴィアがゴール前に飛び出し、リシャルリソンとのコンビでゴール下へシュートを流し込んだ。
試合を再開してからもケインやエリック・ダイアーが惜しいシュートを放つなど、スパーズのチャンスは続いた。一方、アレクサンダル・ミトロビッチのシュートでロリスに仕事が訪れたが、これはしっかりと弾き出した。レノがセセニョンの低い弾道のシュートを阻止し、その直後の試合残り15分のところで、波状攻撃を仕掛けたスパーズはセセニョンからのクロスに合わせてケインが決定的な2ゴール目を決めた。
しかし、リシャルリソンがポストを叩いた数秒後に、ピッチの反対側でミトロビッチのロケット弾が炸裂し、フラムに残り7分への希望を繋いだ。そこからフラムは息を吹き返し、さらにセルビア人のディフレクトしたシュートがループ性になってスパーズのゴールを襲うも、ロリスが間一髪のセーブ。さらに試合終盤にリシャルリソンのゴールがネットを揺らすも、これはVARによってオフサイドとなり取り消され、試合は2-1のスコア出終わったが、このスコアは試合内容を反映したものではなく、トッテナムは今シーズンの最高のパフォーマンスを披露し、3ゴール、4ゴールが決まっていてもおかしくはなかっただろう。
コンテはN17でのチームのパフォーマンスには満足しているようだが、昇格したばかりのチームに対してあれだけチャンスを作ったのだから、改善しなければならない一面もあると明言した。
「確かにパフォーマンスは、うん、私の好きなパフォーマンスだよ。サウサンプトン戦も良いパフォーマンスだったね。これだけチャンスを作れば、もっとゴールしなければならないが、2ゴールが取り消され、それにバーにも直撃した」