ハリー・ケインが違いを生む姿を見てどれほど満足しましたか？
ハリーは、そのクオリティと能力からして、違いを生み出さなければならない選手だね。本当にワールドクラスのストライカーであり、ピッチ上のあらゆる場面で危険な存在なのだ。我々は、ハリーの良さを引き出し、得点の可能性を与えようとした。私にとって、ハリーに関する大きな驚きは、フットボールの面だけでなく、人間的な部分なんだ。
彼は本当に良い人間なんだよ。彼はいつでもチームを助け、チームのために働くことができる。普通、こういうタイプの選手は、ボールを持たないと少し怠けるところがあるんだ。というのも、彼らはボールを持ってプレーするのは好きなので、ボールがないところでは「ボールを持ったときにフレッシュでなければならないから、ここは手を抜こう」と考えるんだ。
でも、ハリーとやってみて、それはちょっと驚きだったよ。ハリーが個人的に大きな成功を収めたことは知っている。でも、たとえば昨シーズン、ソンがリーグの得点王になったように、個人的な成果だけでなく、チームやクラブのために大きな成果をあげられるよう、チームとそしてハリーと、常に力を合わせていこうとしているんだ。
選手一人ひとりが、個人の記録の達成と引き換えにトロフィーを手にする準備ができているのだと思う。この点について我々が取り組んでいるところなんだ。道は険しく、長いですが、努力しなければならないね。
3試合で7ポイントでまだチームに伸びしろがあるのは、どれほど励みになりますか？
はっきり言っておくよ。昨シーズンのこのような試合では、相手を困難を突きつけるような準備ができていなかったし、おそらくこのような試合では、最後に負けることになっていた思う。実際、昨シーズンはホームでのサウサンプトン戦、ホームでのウォルバーハンプトン戦、そしてチェルシー戦で負けていた。実はこの3チームとの連戦をみた時にすごく心配になったんだよ（笑）
もし、昨シーズンと同じ結果になったら、3試合を終えて勝点ゼロのままだったのだからね。だが、勝ち点7を獲得できたことは、このチームが多くの面で向上していることを示している。競争力を高め、何か重要なものを争えるようになるには、これでは十分ではないので、さらに改善を続けたい。それでも我々にはこれから1年間のシーズンあるので、引き続き努力し、戦術的な知識を実践していきたい。
このチームは本当にいいメンバーなので、自信はあるよ。我々の間には素晴らしい化学反応があり、その化学反応があれば困難を克服することができるので、これは重要なことだよ。
今日は相手の3人の中盤に対して、前半は相手がコントロールしているように見えましたが、それを克服するのはあなたのシステムでは難しいのでしょうか？
前半は、ウォルバーハンプトンにとって問題となるような良い動きをすることができ始めていた。それを止めてしまって、我々は3人、2人、4人と、さまざまな方法で組み立てようと取り組んでいたと思う。確かに、8ヶ月の経験を積んだ選手たちがいることは、彼らの戦術的な知識を実践するのに役立っている。
確かに、我々はさまざまなシチュエーションを想定しているし、試合中もそうしていた。戦術的な状況についての話をしているので、おそらく理解し難い人もいるだろう。でも、我々はそうしていたんだ。後半は、ウォルバーハンプトンにとって適切な解決策を見つけることが本当に難しかったはずだし、結果を変えるためのチャンスを作ることができなかったはずだよ。
