アントニオ・コンテ:スペンスはクラブの判断で獲得した投資だ

この記事は約7分で読めます。

トッテナムの積極的な移籍マーケットでの活動には多くの称賛が寄せられ、ファンの間でも期待が高まっている。では、コンテの今シーズンの目標は何だろうか?

「私の目標は、競争力を高めることだ。他のチームがトッテナムと対戦するとき、怖がるのだけでなく、少し心配になるようにすることが目標だ。これが我々の目標だよ。それから、選手たちが一緒に野心を持ち、もう一歩踏み出すことが必要だね」

「11月にこのクラブにやってきたとき、もし順位表を上げようとするならば、一緒になってチームを向上させなければならないと言ったが、同時に、選手たちはもう一段階上に行かなければならない。成長、成長、成長なんだ。我々は若いチームだ。これからのトッテナムで3年、4年と一緒にプレーできる選手がたくさんいる。しっかりとした土台を作り、一歩一歩向上していき、その先の重要なものを目指して戦おうとしているんだ」

そう考えると、これまでに率いたクラブでは短期政権で終わることが多かったコンテは、その選手たちと「3年、4年」とトッテナムで戦っていくことになるのだろうか。

「ご存知の通り、フットボールは常にとても奇妙なものだ。しかし、この瞬間、私はトッテナムに留まることができ、この選手たちと、このクラブと一緒に仕事ができることをとても嬉しく思っている」

「我々はそれで問題ないし、ピッチの外でもクラブと一緒に素晴らしいグループを作ろうとしている。今、我々が目指しているのはただひとつ。同じ方向を向いて進んでいくことだ。ダニエル(レヴィ会長)とも、ファビオともうまくいっていると思うよ」

トッテナムにとって最大の問題は、昨シーズンのプレミアリーグ王者マンチェスター・シティと2位のリバプールが、この夏も大型補強を敢行したことにある。

「(2強との差を詰められるかは)現時点では話題にするのは難しいね。というのも、我々にも移籍マーケットで動いているが、他のチームも移籍マーケットで動いているからだ」

「特にマンチェスター・シティとリバプールは、この6シーズン、20ポイント以上差をつけている。20ポイントもの差があるんだ。それを6シーズンも続けているんだからね」

「(2強以外で)最後に優勝したチームは、私がいた頃のチェルシーだった。そしてマンチェスター(シティ)、リバプール…リバプール、マンチェスターだ。この競争はとても厳しいものだが、我々はこれからもチームを築いていきたいと思っているし、これまでの7ヶ月間の仕事の成果がある。これはとても重要なことで、これまでの仕事を基にもっと強くなることができるんだ」

エリック
エリック

短期決戦のイメージが強いコンテだけど、地に足がついた長期的な視点でスパーズの事を考えてくれているね。

この記事を評価する
タイトルとURLをコピーしました