ダニエル・レヴィとファビオ・パラティチの会談、アントニオ・コンテの将来、ジャンニ・ヴィオの存在感

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韓国では4人の英国人ジャーナリストがプレシーズン・ツアーに帯同し、football.londonの記者だけがレンジャーズ戦のためのグラスゴー遠征に参加。テルアビブではジョゼ・モウリーニョ率いるローマとの試合とその前日の取材に参加した英国人メディアはわずか2人だった。

メディアが少ないということは、取材対象者がよりリラックスしてインタビューに応じられるということであり、舞台裏で何が起こっているのかがよくわかるということでもある。

チームホテルでの記者会見でも、デヤン・クルゼフスキへの質問は、彼の近くに座っていた2人の英国人記者だけだったが、おかげで彼はうまく心を開いてくれたようだ。

football.londonは22歳の彼に、ピッチ上でのベストポジションを尋ねた。他の多くの選手であれば、監督の隣に座っての会見の席で「必要とされればどこでもプレーする」という決まり文句を言ったかもしれない。しかし、デキは違った。

「とても良い質問だね。僕はこれまでの人生でずっとそのことを考えてきたんだ」

「僕のこれまでのフットボーラーとしての最高の結果は、いつも右ウイングとしてやってきたから、わからないんだ!」

「将来、僕がどこでプレーするのかは、いずれわかるだろうね。ウイングバックもできるかもしれない。フットボールとは、良いチームに貢献したり、プレーして、楽しんで、ハードワークをして、やりがいを感じることだ」

スパーズに加入したとき、クルゼフスキは「苦しむのが好きだ」と公言していた。ならば、トッテナムのフィットネスコーチ、ジャン・ピエロ・ベントローネの過酷なトレーニングが好きかどうか聞いてみるのも自然な流れだっただろう。

皮肉のカケラもなく、彼は次のように回答した。

「すごいんだよ。どこもかしこも痛いって本当にすごいんだ。素晴らしいことだと思うんだけど…わかるかな?僕はハードワークが好きなんだ、だって人生の全てはハードワークから生まれるんだからね」

「もちろん、簡単なことは何もないけど、これがチャンピオンになるために避けては通れないことなんだよ」

しかし、この22歳の若者は確信を持ってそのように語り、だからこそコンテは彼を愛している。コンテはインテルの監督だった頃にデキを獲得したかったのだ。

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