イヴ・ビスマ、フレイザー・フォースター、クレマン・ラングレ、イヴァン・ペリシッチ、ジェド・スペンスの5人の新戦力が後半にスパーズ・デビューを飾り、1-0の劣勢でハーフタイムを折り返した状況から勝利を収めたスパーズは、グラスゴーに集まった43,000人以上のファンの前でウォルター・タル・メモリアルカップを掲げた。
アントニオ・チョラクが24分に先制ゴールを決めてレンジャーズが1-0とリードしたが、その前後もスパーズは多くのチャンスを作り、ハーフタイムまでは一方的な展開となっていた。1-0とリードを許したものの、スパーズのプレーの強度は高く、後半の序盤の6分間でハリー・ケインがゴール（50分、56分）を決め、逆転に成功した。これでハリー・ケインはこの夏のプレシーズンで5ゴールを決めたことになる。
しかし、最も印象的だったのは、SPLでのシーズン開始を1週間、UEFAチャンピオンズリーグ予選のロイヤル・ユニオン・サン＝ジロワーズ戦を10日後に控えたレンジャーズを相手に、激しい試合を展開したことであった。大注目のプレミアリーグの開幕戦である8月6日のホームでのサウサンプトン戦まで2週間あるのにだ。
アイブロックスでSPURS PLAYのインタビューに応じたアントニオは、次のように語っている。
「レンジャーズは本当にいいチームで、スコットランドでリーグ優勝を目指して戦っているし、ヨーロッパリーグでも決勝に進出し、前回の親善試合ではウェストハムに3-1で勝った。だから、良いチーム、良いクオリティを目の当たりにすることができたよ」
「優れたプレー強度を目の当たりにできたし、トレーニング・セッションで繰り返し取り組んできたことだっただけに、私は満足しているよ。良いプレッシャーを掛けていたね。特に前半は、何度も何度も得点のチャンスを作っていた。だが同時に、これだけゴールのチャンスがあるのなら、しっかりとゴールを決めなければ試合に負けるリスクがあることもよく分かっているので、ゴールは決めないとならないよ」
「選手たちは、親善試合であれ、勝ち点3が必要な公式戦であれ、どの試合でも勝ちにいかなければならないことをよく分かっている。そうすることで、自分たちのメンタリティが鍛えられるので、これはとても重要なことなんだ」
