Football London/Rob Guest
トッテナムがレンジャーズとのプレシーズンマッチを2-1で制し、ハリー・ケインが2ゴールの活躍で勝利を収めた試合で注目した5つのポイントを紹介する。
コンテのアプローチとスキップ負傷の影響
アントニオ・コンテはレンジャーズ戦で、昨シーズン最終節のノリッジ戦ほぼ同じメンバー(デイヴィスとロメロのみ入れ替え)を先発に起用し、ちょっとしたサプライズを仕掛けたのかもしれない。チームKリーグとセビージャに対する最初の2つの夏の親善試合では混成メンバーを組んでいたが、52歳のコンテはアイブロックスでそれをせず、昨シーズン終盤のベストメンバーを組んだ。
彼は、これが今のベストイレブンであり、他の選手たちはこれからの最強のラインナップに入るべき理由を正確に証明する必要がある、というメッセージを送っているのかもしれない。この決断により、新加入のフレイザー・フォースター、ジェド・スペンス、クレマン・ラングレ、イヴァン・ペリシッチ、イヴ・ビスマ、リシャルリソンらがベンチに入ったが、このベンチの顔ぶれは昨シーズンよりはるかに強力になり、この夏の移籍マーケットでのクラブの健闘が浮き彫りになった。
しかし、コンテは2人の負傷者と欠くことになった。ベン・デイヴィスとオリヴァー・スキップがグラスゴーへの遠征に帯同できなかったのだ。前者は1週間前のセビージャ戦で負った足首の問題で欠場、後者は2022/23シーズンを早期に終えた骨盤の問題とは関係なく、軽度の問題を抱えているとのことだ。
2人ともコンテのチームにとって重要な選手であり、新シーズンが近づくにつれ、この2人がすぐにでもフルフィットに戻ることを祈っていることだろう。スキップの場合は、昨シーズンの後半をほとんど休んでしまったので、今のところ、フィットすることが何よりの課題である。
序盤に顕著に現れたウイングバックの弱点
試合開始のホイッスルが吹かれた瞬間から、トッテナムは猛烈な勢いで攻め込んできた。序盤から何度も良い攻撃を仕掛け、5分過ぎにはレンジャーズのゴールを守るゴールキーパーのアラン・マクレガーを脅かす絶好のチャンスがあった。
左サイドからの攻撃で、エメルソン・ロイヤルがエリア内で絶好のシュートチャンスに恵まれたが、なぜかシュートを打たずにパスを出した。彼がボールをパスすることを選択したため、その結果、せっかくのチャンスを無駄にしてしまった。