アンジ・ポステコグルーの守備の強化プランに立ちはだかる熾烈な争奪戦の壁

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今夏、トッテナムはアンジ・ポステコグルーの守備の戦力を強化するため、新たなディフェンダーの獲得を目指す。

football.london/Alasdair Gold

オーストラリア人指揮官によるチーム戦力の刷新が続くトッテナムは、守備陣を強化するため、今夏、さらなるディフェンダーの増強に動いている。

スパーズは今後数週間で攻撃と中盤の補強を優先すると以前football.londonは報じたが、夏の移籍マーケットが進むにつれて、特に選手の放出が先行すると思われるなかで、守備の増強も図っている。

昨シーズン、トッテナムは61失点を喫した。これはプレミアリーグで7番目に少ない失点数で前のシーズンより2失点少ないが、ノースロンドンのライバルである2位アーセナルの失点より32失点多く、王者マンチェスター・シティより27失点多い。

スパーズはオープンプレーから32失点、セットプレーから14失点(リーグで6番目に多い)を許したほか、PKから7失点、カウンターアタックから5失点、オウンゴールで3失点を許した。

ポステコグルーの守備の見直しはすでに始まっている。エリック・ダイアー、ジャフェト・タンガンガ、ライアン・セセニョンはいずれもここ数週間で退団となった。ダイアーはバイエルン・ミュンヘンに完全移籍し、タンガンガとセセニョンは契約の最終12ヶ月の延長オプションをスパーズが行使せずに契約満了を迎えた。

現在、セセニョンはポルトガルのトレーニング・キャンプでフィットネスに励んでおり、プレミアリーグの複数のクラブやブンデスリーガのクラブがその状況を注視しているが、昨年初めて父親になったこの24歳はイングランドに残ることを望んでいるとfootball.londonは理解している。

センターバックでは、ダイアーとタンガンガの退団に加え、チャンピオンシップのリーズで50試合に出場したジョー・ロドンの獲得に興味を示すクラブが増えていることから、スパーズは1年の契約延長オプションを行使した。

ロドンの獲得を狙うプレミアリーグのクラブの中にはイプスウィッチ、レスター、サウサンプトンの昇格組が含まれるとfootball.londonは日曜日に報じた。一方、リーズは先月のプレミアリーグ昇格プレーオフの決勝でサウサンプトンに敗れたにもかかわらず、この選手を獲得するわずかな希望を持っている。

クリスティアン・ロメロ、ミッキー・ファンデフェン、ラドゥ・ドラグシンと3人の強力なセンターバックを擁するポステコグルーは、トップチームの守備の中核を強化するためにもう1人のセンターバックを獲得したいと考えている。今月19歳になり、昨シーズンはローン先のプリマス・アーガイルで素晴らしい活躍をしたアシュリー・フィリップスが次のステップに挑むかについては、まだ決定していない。

アルゼンチンのあるメディアは、ロメロにレアル・マドリードが興味を示していると報じているが、トッテナム陣営はその報道を否定している。現在リオネル・メッシらとともにコパ・アメリカで連覇を目指している26歳のロメロは、これまでトッテナムのキープレーヤーとして、ポステコグルーの信頼できる主力の一人となっている。

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