ハリー・ケインはアンジ・ポステコグルーのもとでのスパーズがシーズン開幕に向けて不安定になることを望んでおらず、クラブとの新契約にサインする可能性を排除していない。
Evening Standard/Dan Kilpatrick
ハリー・ケインは、2週間後に迫ったシーズン開幕戦までにバイエルン・ミュンヘンと合意に達しなかった場合、この夏もトッテナムに残ることを考えている。
ケインが8月13日のプレミアリーグ開幕戦でブレントフォードと対戦する場合、スパーズに残るつもりであることを明らかにしており、シーズンが開始した後に去るのは、クラブと新ヘッドコーチのアンジ・ポステコグルーに対してフェアではないと考えている。
しかし、スパーズはケインをめぐるバイエルンとの交渉に期限を設けることを拒否しており、移籍マーケットは9月1日(金)の英国時間午後11時まで閉まらない。ケインの姿勢は、スパーズにこの移籍について迅速な決断を下すように促す動き一環でもあるのかもしれない。
昨日、ロンドン中心部でダニエル・レヴィとブンデスリーガ王者の幹部らとの会談が行われた後、バイエルンとスパーズは、6年契約の最後の12ヶ月に入ったイングランド代表キャプテンの評価額において、依然として一定の隔たりがある状況だ。
バイエルンは金曜に30歳になったケインの獲得にますます自信を深めており、約7000万ポンド+出来高に相当する獲得オファーをスパーズが拒否したことを受けて、8500万ポンド程度の新たなオファーを行う用意があると言われている。
スパーズのレヴィ会長は現在、クラブ史上最多ゴール数を記録するケインに提示されるオファーが1億ポンド以下であれば検討するつもりはないようだ。
昨日のレヴィとバイエルン最高経営責任者であるヤン・クリスチャン・ドレーセン、テクニカル・ディレクターであるマルコ・ネッペとの昼食時の会談は前向きなものだったと伝えられているが、スパーズの会長は依然としてケインに新たな契約にサインするよう説得したいようだ。
この夏、クラブに残留する場合、ポステコグルーのもとでスパーズにピッチ上で大きな進歩が見られれば、ケインは来シーズンの初めの数ヶ月間でクラブと契約延長の交渉を行う用意がある。
しかし、彼は1月になれば国外クラブとプレ契約にサインすることができ、そのままスパーズと新たな契約にサインしなければ来夏にフリーで退団することができる。