バイエルン・ミュンヘンとエリック・ダイアーの買取オプション付きのローン移籍に関して合意に達しました。
クラブで9年以上ピッチ内外で重要な人物として貢献した29歳のディフェンダーは、ブンデスリーガへ旅立つことになりました。全公式戦で365試合に出場し、クラブの歴代トップ25に入る出場試合数を記録し、ヨーロッパ戦では50試合以上でプレーしたわずか8人の選手のうちの1人です。
2014年の夏にスポルティング・リスボンから加入したエリックは、アプトン・パークでのウェストハムとの開幕戦でデビューを飾り、試合終盤に土壇場で決勝ゴールを決めたことはファンの間で語り草になっています。当初はサイドバックでしたが、ミッドフィルダーにポジションを移し、ムサ・デンベレやヴィクター・ワニアマと並んでプレーし、チャンピオンズリーグの出場権獲得、プレミアリーグのタイトル争い、そして2019年のチャンピオンズリーグ決勝進出において重要な役割を果たしました。その欧州最高峰のファイナルの舞台は彼がスパーズで出場した3度のカップ戦の決勝でした。
イングランド代表では、センターバックに戻った2021/22シーズンの終盤と2022/23シーズン初めのエリックのパフォーマンスが評価され、2022年のカタール・ワールドカップのイングランド代表に招集されました。これまでに49キャップを獲得し、3つの主要トーナメント（ユーロ2016、2018年と2022年のワールドカップ）に出場しており、そのハイライトは2018年ロシア大会のラウンド16のコロンビアで、決勝PKを決めたことでした。スパーズでも何度かキャプテンを任されていますが、イングランド代表でもロシア大会でキャプテンマークを巻いています。
クラブ一同、エリックとそのご家族の将来の幸運を祈っています。