トッテナム・ホットスパーがスタジアム周辺地域への経済効果を発表 [SpursOfficial]

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EYの調査報告書抜粋:
  • 2015年の年間のGVAである1億2000万ポンドと比較して、およそ3倍となる3億4400 万ポンドのGVA(内、ハリンゲー区で2億9600万ポンド)を記録し、クラブの経済効果は今後も拡大し続けるとの試算。2026/27シーズンには推定5億8500万ポンドのGVAと4300人の雇用が創出されると予想されている。
  • 2015年の1800人の雇用と比較して、フルタイム換算で3700人(内、ハリンゲー区で2800人)の雇用が創出された。クラブの直接雇用である1800人、サプライチェーンを通じて雇用された1600人、その他300人が含まれる。
  • 1億9400万ポンドの税収が英国内で記録される。
  • スタジアムとその周辺地域へのこれまでの投資額は12億ポンドで、ハリンゲー区への民間投資としては最大規模となる。

この調査報告書では、特にフットボール以外のイベントの経済効果を強調しており、2021/22シーズンのNFLの2試合と4度のコンサートは約1000万ポンドのGVAをもたらしました。

この調査報告書には、世界的スーパースターのビヨンセが2023年5月に行った5夜連続のツアーは含まれていません。このツアーは、女性として、黒人アーティストとして、さらにアメリカのアーティストとして史上最高の興行収入を記録しました。

    • 2019年にハリンゲー区はイングランドで貧困度が高い5%の地域に含まれていた。
    • 2020年のこの地域の週給総額の中央値は全国平均より17%低かった。
    • スタジアムのあるノース・トッテナムは、ロンドン暴動から12年が経った今でも、イングランドで最も貧困な地域の10%以内に位置し続けている。
    • 2020年のパンデミックの真っ最中に、失業率はロンドン平均を1.3ポイント上回る6.7%に上昇した

EYの報告書はまた、トッテナム・ホットスパーが慈善財団とロンドン・アカデミー・オブ・エクセレンス(高等学校)の継続的な活動を通じて、トッテナム・ホットスパーが地域社会に与えている定性的な社会経済的影響についても調査しています。2017年の開校以来、学生の75%近くがラッセル・グループの大学(英国の研究型国立大学24校)に進学しており、そのうち45名はオックスフォード大学とケンブリッジ大学に進学しています。

地元企業も経済的な恩恵を受けています。そのような恩恵を受けた企業の一つがビーバータウンです。2011年にノースロンドンで設立され、2014年にトッテナムに移転したビーバータウンは現在、ロンドン最大のクラフト・ビール醸造所であり、100人以上の雇用を創出し、昨年、クラブ・パートナーであるハイネケンに買収されました。ビーバータウンは、世界初となるトッテナム・ホットスパー・スタジアム内で地ビール醸造所を運営しており、そこでは「One of our Own」と呼ばれる銘柄の高級ビールが製造、販売されています。ビーバータウンはまた、クラブと提携して、ハイロード沿いの歴史あるCorner Pin Pubを再オープンしました。

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