ロンドン経済へのクラブの貢献は、総生産額で約10億ポンド(約1900億円)、総付加価値(GVA)で約5億ポンド(約950億円)に増加し、トッテナム・ホットスパー・スタジアムの開場から地元経済へのクラブの経済効果がほぼ3倍に増加しました。
トッテナム・ホットスパーの経済効果を詳細に分析した結果、新しいスタジアムの経済活動の成果として総付加価値(GVA)がほぼ3倍に増加し、毎年、地元地域全体で創出される雇用が増加していることが明らかになり、今後数年でさらなる成長が見込まれると予測されています。
総付加価値(GROSS VALUE ADDED) ※英国統計用語
市場価格による産出高から購買者価格による中間消費を差し引いたもの。
- トッテナム・ホットスパーはロンドン経済に約9億ポンドの総生産に貢献し、ロンドンでさらに5億ポンド近くのGVAを生み出している
- ハリンゲー区、エンフィールド区、ウォルサム・フォレスト区の3つのロンドン自治区全体で2021/22シーズンに記録された3億4,400万ポンドのGVAは、2015年に当時のホワイトハート・レーンが生み出した年間1億2,000万ポンドをはるかに上回り、今後さらに増加して2026/27シーズンまでに5億8,500万ポンドになると予想される
- 現在、トッテナム・ホットスパー・スタジアムによって3つの自治区全体で3700人の雇用が創出されている
- トッテナム・ホットスパー・スタジアムが英国とアイルランドで共催となるUEFAユーロ2028の会場に決まった
2019年4月にトッテナム・ホットスパー・スタジアムがオープンし、トッテナム・ホットスパーFCの試合に加えて、NFL、コンサート、ボクシング、 ラグビーがN17で開催され、地元経済にさらなる勢いをもたらしています。
大手会計事務所のEYが実施したこの調査は、スタジアムがオープンし、新型コロナウイルスのパンデミックの影響を受けた後、初めてファンが12ヶ月を通して来場可能となったイベントが開催された2021/22シーズンに焦点を当てており、クラブの記録的な投資が首都ロンドンの中でも最も恵まれない地域の一つに居を構える住民や企業への支援にどのように貢献したかを示しています。
この調査報告書の公開は、同スタジアムが英国とアイルランドで開催されるUEFAユーロ2028の開催地として発表されたことを受けて行われました。
EYは、クラブがロンドン経済に約9億ポンドの総生産に貢献し、さらに4億7800 万ポンドのGVAを生み出していると算出しました。
ベンチマークとして、クラブがまだ36000人収容のホワイトハート・レーンでプレーしていた2015年のもので、ハリンゲー、エンフィールド、ウォルサム・フォレストの3自治区全体でクラブの活動がもたらすGVAと雇用への影響を測定した数字を用いています。