トッテナムとアーセナルのファンにとってシーズン最大の決戦となる日曜日にエミレーツ・スタジアムで開催されるノースロンドン・ダービーでシーズンの早々に幕を開ける。
football.london/Lee Wilmot
トッテナムとアーセナルのファンの多くが、新シーズンのプレミアリーグの日程が発表されたときに最初に確認する試合、それがノースロンドン・ダービーだ。 そして今シーズンは、早くもその初戦がやってくる。
プレミアリーグの新シーズンが始まってわずか6試合目、ノースロンドンの熾烈なライバル同士が日曜午後にエミレーツ・スタジアムで対戦し、シーズン序盤のダービーでの勝利の特権を懸けて対戦する。それだけでなく、両チームとも肉薄した成績でシーズンをスタートしており、両チームは共に13ポイントを獲得し、順位は2位と4位に位置している。なお、ここまで2チームを上回る100パーセントの勝率を保持しているのはマンチェスター・シティだけだ。
今週末のエミレーツ・スタジアムでの3ポイントを獲得することにより、シーズン序盤のこのライバル間で明暗が分かれることになる。そして無敗での開幕ダッシュの継続の可否もかかっている。
シーズンのこの段階では、1度勝ち点を落とすだけで順位が急落する可能性がある。9月ではまだまだ先がわからないものの、この試合で何かを失う可能性は確かにあるのだ。すでに上位陣から大きくそのペースで遅れをとっているマンチェスター・ユナイテッドやチェルシーに聞いてみればよい。
土曜日、トッテナム・ホットスパー・スタジアムでリシャルリソンとデヤン・クルゼフスキがそれぞれ98分と100分にゴールを決めてスパーズに勝ち点3をつかみ取り、シーズン無敗スタートを維持した。昇格組であるシェフィールド・ユナイテッドに2-1のアディショナル・タイムの逆転勝利という劇的な幕切れで、スパーズは元気で明るい雰囲気の中、このダービーに臨むのだ。
ヘッドコーチのアンジ・ポステコグルーにとっては初めてのノースロンドン・ダービーとなるが、セルティック時代にオールド・ファームという名物ダービーを8度戦っており、その経歴を考えると、待ち受ける大騒音のスタジアムには慣れているだろう。彼はグレート・ブリテン島の北側で指揮を執り、グラスゴー・ダービーで4勝2引分の好成績を残した。
日曜のアーセナル戦で彼がどのような手を打ってくるかは興味深い。ポステコグルーは、今シーズンのトッテナムを攻撃的なチームに変えた功績が称賛されている。彼はガナーズとの大一番でもそのアプローチを続けるのか、それとももう少し現実的な方向に進むのか？今回は、先発メンバーの選考において、彼が下す必要があるいくつかの大きな決断を見てみよう…
右サイドバック
ペドロ・ポロは今シーズン、ブレントフォードでの開幕戦を除き、プレミアリーグの全試合に先発出場している。スパーズが唯一勝ち点を落としたのがその開幕戦だったことを考えると、彼が先発した試合では100％の勝率を誇っているのだ。
