「監督はまさにクラブが必要としていた人物だと思う。僕らはトッテナムを可能な限り上位に上げるために全力を尽くし、ファンに僕ら選手たち全員が一丸になっていると感じてもらい、いつもと同じように僕らをサポートしてもらえると感じられるように全力を尽くして、来シーズンもベストを尽くすつもりだよ」
ロメロは、ポステコグルーがスパーズの選手たちの取り組み方を大きく変えたとまでは考えていないが、全体的な哲学と、監督が望んでいる戦い方が攻撃的に変化したと考えている。
「最大の変化は、まあ、大きな変化ではないと思うけど、トッテナムが本来持っていたと思うプレースタイルだね。よりリスクを冒して、試合の主導権を握りにいって、試合をコントロールしようとすることだ」
「プレミアリーグがかなり厳しいリーグだから、昨シーズンにはできなかったやり方ですべての試合に真剣に取り組むつもりだよ。新しい監督のおかげで、今のところチームはとても良くなっていると思うね」
「もちろん、改善すべき点はまだたくさんあるし、監督が僕らに求めていることに関して学ぶべきことはたくさんあるけど、正しい道を進んでいると思う」
トッテナムとロメロは今夏、キャプテンのウーゴ・ロリスを失う可能性が高い。ロリスは11年在籍したクラブを離れて「新たな挑戦がしたい」と公言し、新しいクラブを探すためにオーストラリアとアジアへのプレシーズン・ツアーから外れている。
ロリスは前半に負傷して交代となったニューカッスル戦がこのクラブでの最後の試合になる見込みで、ロメロはそのことを大いに悔やんでいる。セント・ジェームス・パークでスパーズが雨の中でゴールの雨にも打たれ続けたあの試合は、チームがどれほどまでに崩壊していたかを示す具体例の一つだとロメロは感じている。
「(ニューカッスル戦の)前から、選手たちはすでに悪い状態にあったと思う。さっきも言ったけど、選手と監督の間には溝があり、プレミアリーグのような戦いでは、全員が同じ方向を向いていなければかなり苦戦を強いられるんだ。それはニューカッスル戦だけでなくリバプール戦でも見られたね。最初の20分で相手は3点をリードした。マンチェスター・ユナイテッド戦では、前半で2-0とリードされてしまったんだ」
「(ロリスの最後の試合がニューカッスル戦になることに)僕は納得できてないんよ。ウーゴは素晴らしい男で、クラブに多大な貢献をしてくれてたからだ。最高の評価を受けるに値すると思うよ。彼と彼の家族の幸運を祈っている」
「もちろん、彼が去ればとても寂しくなるだろう。彼は僕がクラブに来た時から僕にとって本当に大切な人だったからね。いつも僕を助けてくれたし、今も僕を助けてくれている。だから、もし彼が去ればもちろんとても寂しくなるけど、僕は彼と彼の家族の将来がうまくいくことを願っているよ」