「私はずっとそこだけは譲れなかったし、キャリアの初期の段階から、私はこういう監督になる、私のチームはこういうふうにプレーする、と決めていたんだよ。途中、どっちに転んでもおかしくないようなことがあっても、自分の信念や価値観を貫くことで、そのような時を乗り越えて成功を収めることができた」
「(そうしなければ)後悔するだけではすまないよ。自分が決意して心の中で固めたことを、自分が何を目指していることを貫くからこそ、周りから信頼を得られるんだ。たとえ極限のプレッシャーの中にあっても、それは決して揺らぐことはないよ」
「他の誰かがやっていたから、あるいは他の誰かがやれと言ったから言うのではなく、本当に信じていることを言っているのだと、みんなが悟るんだ。私にとっては、私のチームと選手たちのプレーは、私という人間の延長線上にあるんだよ」
「私の周囲にいても、私と一緒に仕事をしていても、これが変わることはないと信じて疑わないね。それが我々のあり方なんだ」
スパーズの新指揮官に投げかけられたもうひとつの質問は、人生におけるアイドルは誰かというものだった。
「難しい質問だが、私はフットボールが中心だったが、あらゆるスポーツが好きだった。幼い頃、家に帰るとモハメド・アリの試合を見たことを覚えている。年をとってから別のスポーツのたとえばグレッグ・ノーマンを見るようになったね。パット・キャッシュがウィンブルドンで優勝したのもさ。オーストラリア人が、とにかくオーストラリアで育ったというもあるが、あらゆるスポーツが好きだったんだ」
「前にも言ったけど、私の一番のアイドルは父親なんだよ。フットボールへの情熱を与えてくれたのは父だった。フットボールは、おそらく最も接するのが難しいスポーツだったと思うが、他のスポーツから見ればそれはとても豊かだった。、どのような競技であれ、世界の舞台でオーストラリア人が活躍するのを見るのはとても刺激的だったね」
「我々オーストラリア人は、ハリー・キューウェルやマーク・ビドゥカといったオーストラリア人のフットボール選手を追いかけてたよた。彼らがプレミアリーグで活躍する姿は、とても刺激的だったね」
