ジェームズ・マディソンの獲得とトッテナムの夏の移籍計画でアンジ・ポステコグルーの中盤を変革

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トッテナムは、ルーカス・モウラの契約満了とアルノー・ダンジュマのローン期間終了によって空いた穴を埋めるために、経験豊富な攻撃陣を補完する若いウインガーの獲得も検討しているという。イヴァン・ペリシッチも、2年契約の後半に入り、この夏にクラブを去るのではないかと言われている。

スパーズは、スピードや技術で相手を突破する能力があり、トランジションに長けて、ボールを奪い返すためにピッチの高い位置でプレスをかけられるという、ポステコグルーが求める条件に合致する若いウインガーを探すことになる。

ソンとクルゼフスキはその役割を完璧にこなし、リシャルリソンはポステコグルーのシステムに適したセンターフォワードだが、必要であればワイドでプレーすることも可能である。ポステコグルーは、セビージャでヨーロッパリーグ制覇を果たしたブライアン・ヒルをプレシーズンで見定めて、この才能ある22歳がプレミアリーグに完全に適応できるかどうか確かめるだろう。ヒルは、新ヘッドコーチが求める要素を十分に満たしており、昨夏の韓国でのプレシーズン・ツアーでは、クラブで最もフィットした選手の一人だった。

トッテナムが探しているとされる「若いウインガー」よりも若干年齢が高いが、昨シーズンは苦戦を強いられたレスターの左ウイングとして13ゴール、3アシストを記録したハーヴェイ・バーンズに強い関心を抱いている。この25歳は、その前のシーズンには47試合に出場して11ゴール、14アシストを記録し、フォックシーズで25ゴールに絡む活躍をしていた。

スパーズは、バーンズとマディソンのダブル獲得を模索しているが、クラブはまだそのような獲得オファーは提示していないと主張し続けている。また、トッテナムはどちらのサイドでもプレーできる、他の若いウインガーにも注目しているようだ。

前線では、現在オプションが豊富に揃っているため、新しいストライカーの必要性はない。

トッテナムは、ハリー・ケインをこの夏に、特にプレミアリーグのクラブに売却するつもりはないと言い続けている。そのためケインは来シーズンもノースロンドンに留まることが予想されるが、それは契約最終年を迎えた30歳に大金を投じて獲得する意思を現段階で示す海外のビッグクラブがいないためだ。

スパーズは、ケインがポステコグルーのフットボールに馴染み、多くのチャンスを得られる彼のシステムでこれからのシーズンを楽しんでもらい、クラブと新契約を結んでくれることをまだ期待している。

もしスパーズとの契約にサインしなければ、ケインは来年の夏にフリーとなり、トッテナム・ファンの心を揺さぶるマウリシオ・ポチェッティーノが率いるチェルシーへの移籍を含め、多くの選択肢を手にすることになる。

しかし、今シーズンは、ケインとリシャルリソンの2人で1トップの役割を果たすことができるのはもちろん、ソンもセンターでプレーできるため、クラブはこのポジションに豊富な戦力を整えているように見える。リシャルリソンは、セルティックで古橋亨梧が担い、34ゴールを挙げたように、常に走り続け、プレッシングをかけるという重要な役割にぴったりだろう。

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