ジェームズ・マディソンの獲得とトッテナムの夏の移籍計画でアンジ・ポステコグルーの中盤を変革

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トッテナム・ホットスパーは、新ヘッドコーチに必要なものを与えるために、夏の移籍マーケットで積極的に動くことが予想される。

football.london/Alasdair Gold

トッテナム・ホットスパーは、アンジ・ポステコグルーの必要とするチーム戦力を形成するため、夏の移籍マーケットで多忙を極めることになりそうだが、それは攻撃面でのいくつかの変化を意味する。

今月、スパーズは57歳のオーストラリア人を監督として迎え入れたが、この指揮官は非常に特殊なプレースタイルを持っている。ボールを素早く奪い返すためにピッチの高い位置からプレッシングをかけ、速くて激しいポゼッション・フットボールを展開する。彼の好みの4-3-3システムは、直近のアントニオ・コンテの3バックとウィングバックを配置していたように、これまで異なる哲学を持つ異なる監督のために整えられたチーム戦力に変更を加える必要がある。

football.londonでは、スパーズにどの戦力が必要なのか、そしてポステコグルーに向けてクラブ内でどのような陣容の見直しが予定されているのかを展望する。今回はミッドフィルダーとアタッカーに焦点を当て、次回の後編ではディフェンダーとウーゴ・ロリスの後継者探し、そして退団者について掘り下げる予定である。

トッテナムのミッドフィルダーとアタッカーに関しては、今夏の優先順位は、攻撃的ミッドフィルダーと、さらにサイドでプレーするウィンガーの2つポジションの補強であると理解されている。

ポステコグルーの中盤3枚は、ディフェンスからボールを受けてピッチに散らす6番のピボットを担う選手と、ボックス・トゥ・ボックスの役割を果たして、どんな局面でもセンターフォワードをサポートするために駆け上がる2人の8番の選手で構成されることが多い。

スパーズには、ピボットの役割を果たせる選手はたくさんいるが、より攻撃的な2つのポジションをこなせる選手は少ない。ロドリゴ・ベンタンクールとイブ・ビスマは、ポステコグルーのシステムにおける3つの中盤のいずれのポジションでもプレーでき、オリヴァー・スキップはより深いアンカーのポジションに収まることができる。

ポステコグルーは、ピエール・エミール・ホイヴィアの将来について決断を下すと予想される。彼は昨シーズン、攻撃力を高めたにもかかわらず、新たな中盤のどちらの役割にもフィットするとは思えない。バイエルン・ミュンヘンは、スパーズとホイヴィアが袂を分かつ決断をした場合、ブンデスリーガに呼び戻すことに興味を示しているようだ。

若手ミッドフィルダーのパペ・マタル・サールは、このクラブで着実に成長しており、新ヘッドコーチはプレシーズンにこの20歳のセネガル人をよく観察し、8番の役割でどれだけ効果的なプレーができるかを確認することになるだろう。

もう一人の若手ミッドフィルダー、18歳のアルフィー・デヴァインは、来月行われるオーストラリアとアジアへのプレシーズン・ツアーに参加することになるかもしれないが、その後、レギュラーの座を獲得するためにローンで他クラブへと修行に出向くべきかどうかが決定されることになる。来シーズンのスパーズは、ヨーロッパの大会に出場しないため、一部の選手にとっては、自身をアピールする時間が少なくなってしまう。

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