あなたはスパーズ・ボーイです。スパーズの価値とはどういうものでしょうか？
11歳のときからここにいて、それだけ長くここにいれば、ファンがどんなものなのか、クラブがどんなものなのかを理解できるよ。クラブで良い時を過ごしてきたし、良くない時も過ごしてきた。
価値は…誰もが勝ちたいと思い、トロフィーを掲げたいと願うこと。それが毎シーズンの最終的な目標だからね。でも、僕らは周りのクラブとは異なる状況にあり、それを受け入れつつ、改善し、より良くなる方法を見つけなければならないんだ。
おそらくここ数年はそれが出来ていなかった。だから、最終的には、トップレベルの競争力を取り戻すことであり、僕らのチームにはそのための十分な才能がある。
最終的には、変えなければならないこともあるかもしれないけど、それを達成するために、誰もができる限りのことをしていると思う。でも、今のプレミアリーグの競争を見てみると、トップクラブの集団と、10位や11位にいるクラブとの境界線は非常に狭くなっているから、クラブ内のあらゆる部門でその境界線を確認する必要があるんだ。
ポチェッティーノの時代に戻らなければならないという話でしょうか？ここ数年で失ってしまったもので、あの頃にはあったと考えるものはなんですか？
そうだね……チームとして良い時期があったと思うし、あの頃の3～4年は本当に良い時期だったんだ。トップレベルのクラブと渡り合えていたし、しかもそれほどお金を投じることなくね。
若い選手と経験豊富な選手がうまく混ざり合っていた。フットボールでは、指を鳴らして良い時代に戻ったりすることは不可能なんだ。でも、あの時代には、僕らを成功に導いてくれた価値観や文化があったように思うよ。
だから、ここ数年でそのようなものを失ってしまったのかもしれない。それを振り返り、そこから好材料を見つけ出して、未来に向けて改善を試みていくことができるだろう。
