ハリー・ケインは、バイエルン・ミュンヘンへの移籍によってさらに優れた選手に成長し、来夏のユーロでイングランド代表にも恩恵を与えられると確信している。
Evening Standard/Dan Kilpatrick
少年時代から所属したトッテナムで9年間トロフィーを獲得できなかったケインは、7月にから少なくとも1億ポンド相当の移籍金でブンデスリーガの常勝軍団に加入した。
土曜日にポーランドのヴロツワフで行われるユーロ予選のウクライナ戦に備えているイングランド代表キャプテンは、新天地での先発の座を手にしてすでに3ゴールを挙げているが、よりプレッシャーのかかる環境でプレーすることでドイツで開催されるユーロ2024の本戦までにより良い選手になれると信じている。
「そうなると信じているよ」
「タイトルを獲るかどうかに関係なく、この(バイエルンに加入するという)決定は僕をそのような状況に置くことになったんだ」
「バイエルン・ミュンヘンでは、過去11年か12年、(ブンデスリーガのタイトルを)獲得してきたので、勝利を当然のように期待されるんだ」
「でも、まだ僕は在籍期間が短いから、トロフィーを獲得するという大きなプレッシャーを感じてるんだよ。ここ数年、僕らは国内カップ戦で優勝していないし、チャンピオンズリーグでもここ数年は優勝していないので、狙うべきタイトルはたくさんあるし、 プレッシャーは大きいよ」
「時間が経てば分かるだろうけど、今はその感情を楽しんでいるよ」
「スパーズで感じていたのとは明らかに違うプレッシャーだね。もちろんスパーズでタイトルを勝ち取りたかったけど、2~3試合に勝てなかったとしても『大惨事』ってほどではなかった」
「バイエルンでの感情は、すべての試合に勝たなければならないということだ。最初の2試合は4-0と3-1で勝ったけど、それでも自分たちのプレーぶりにあまり満足していないという話題があったんだ。それが世界最大のクラブの一つにいるってことだろうね」
「もちろん、現時点で僕のキャリアに欠けているのはタイトルだという事実は隠すことはできないし、このチーム(イングランド代表)にタイトルを取ったことがある選手がいるから、自分もそれを経験したいと思うよ」
「タイトル獲得やカップ戦、できればチャンピオンズリーグを勝ち上がるという経験だけでも、特別な状況でのプレッシャーに対処する力がさらに増すことになるだろうね。イングランド代表で何かを勝ち取ろうとするなら、それに対処しなければならないだろう」
「僕もキャプテンとして、できる限りその立場に身を置きたいと思っているよ」