また、トッテナムはサウサンプトンの18歳のディフェンダー、ティエリー・スモールにこの移籍マーケットの序盤に興味を示していたが、時間が経過するにつれてその興味は弱まっていき、最終日にこのスピードある左サイドバックはスコットランドのセントミレンに今シーズンの残りの期間のローン移籍をすることとになった。
スパーズから他クラブに向かった若い選手もいた。トッテナムで2シーズンにわたり出場機会を得ていたハーヴェイ・ホワイトは、今月、4-0で勝利したクリスタルパレス戦でプレミアリーグでのデビューを果たし、出場機会を得るためにダービーへのローンが決まった。
18歳のゴールキーパー、アダム・ヘイトンは、トッテナムとのプロ契約からわずか6ヶ月後にバーンズリーへの完全移籍となった。
トップチームで放出の可能性があったものの、成立しなかった移籍もある。スパーズは、契約が残り6ヶ月となったルーカス・モウラや18ヶ月のダビンソン・サンチェスがこの移籍マーケットで移籍することを容認していたが、最終盤にクラブが移籍の可能性を探ったにもかかわらず、実現はしなかった。
特に怪我に苦しんだシーズン前半戦を過ごしたルーカスは、プレミアリーグのクラブやカタールのクラブから魅力的なオファーがあったが、夏になればフリーになる選手の心を動かすほどのものではなかったとfootball.londonは理解している。
オリヴァー・スキップは、股関節の小さな負傷で最近の試合に出場できなかったパペ・マタル・サールよりも序列を下げていたこともあり、実戦でのキレを取り戻すためにローン移籍に前向きだった。クリスタルパレスやフラム、リーズ、ボーンマスなどがスキップの獲得を熱望していたが、コンテはスキップを高く評価し、中盤の中央で人数が足りなくなることを警戒し、このローン移籍を拒否したとみられている。
かくしてコンテの目にいくつかの重要なポジションでアップグレードされたチーム戦力になったと映っているはずだ。ポロは右サイドのゲームチェンジャーとなりうる逸材で、ダンジュマはコンテが試合を変えるためのより戦闘力の高い攻撃的なオプションであり、ソンとリシャルリソンのパフォーマンスに押し上げるポジション争いのライバルとなる。
