アルゼンチンでワールドカップの栄冠に貢献したことが、いまだに忘れられないと告白したスパーズのディフェンダーは、わずか5年前に「フットボールをやめる」ことを考えていたと明かした。
トッテナムのディフェンダー、クリスティアン・ロメロは、ワールドカップ決勝でフランスを破ったアルゼンチン代表の試合を、今でも毎日繰り返し見ている。
マンチェスター・シティのストライカーで、同じアルゼンチン代表のヒーローであるフリアン・アルバレスとの戦いを日曜に控えているため、ロメロは一時的に母国の栄冠を祝うのを止めるだろう。
タフガイであるロメロは、カタールでのフランス戦の大勝利の後、しばらくの調整期間を経て調子を取り戻したが、昨年12月の出来事から立ち直るのは簡単ではなかった。
「数週間経った今になって、自分たちが成し遂げたことが信じられないようなことだと気づくんだ」
「今でも毎日、ワールドカップ・ファイナルを見ているんだよ」
「アルゼンチンでの祝賀会で盛り上がった時の、国民の僕らへの接し方は並外れたものだったね」
「今の代表のメンバーはワールドカップで優勝するに値すると思うよ。いつも一緒に突き進んできたからこそ、素晴らしいチームになったんだ」
ブエノスアイレスの中心部は、アルゼンチンの英雄たちが凱旋するると、それを歓迎する群衆によって大混乱に陥った。

ほんの5年前、18歳だったロメロは、まだ始まったばかりのフットボールのキャリアにピリオドを打とうとしていた。
それから今日までの時間を経て、彼は史上最高の選手と共に、最高のフットボール体験をしたのである。