- 最近の移籍マーケットでの選手補強、ユースチームのパフォーマンス、若手選手の育成とトップチームへの輩出について満足していますか?また、これらを改善する計画はありますか?
上記でお答えしたとおりです。私たちクラブは、アカデミーにいる若い才能に期待しています。私たちは常に、トップチームへステップアップさせるための明確な道筋を確保し、戦略的なローンを含む育成システムを確立してきました。新しい若手選手では、ジュード・スーンサップ・ベルがU-21スパーズに素晴らしい補強として迎え入れられます。
- プレミアリーグの他のクラブが多額の投資をしている中で、クラブがピッチ上で競争力を維持するための追加の投資計画がありますか?クラブはネーミング・ライツの契約締結に近づいていますか?ENIC、あるいは他の投資家や買収候補からのさらなる投資の計画はありますか?
上記で部分的に回答しています。この質問の後半部分への回答についてですが、関連する交渉はすべて機密事項です。ネーミング・ライツについては、現在、私たちクラブの名前が堂々とスタジアムに掲げられ、世界的に認知されていますが、どんな取引であってもクラブにとって適切でなければならないことを私たちは明確に伝えてきています。
財務面での持続可能性は、私たちがこのクラブを運営していく上で基本となるとです。私たちの目標は常に、クラブの財務的安定性とピッチ上での競争力の維持を両立させることです。
ENICの投資は、パンデミックから脱却し、ピッチ上の競争力を維持するために、タイムリーで重要なものでした。私たちは、他のクラブにおいて新しい資本が注入され、選手の移籍金が大幅に増加したことを常に意識しています。
しかし、私たちはより大きな持続可能性とファイナンシャル・フェアプレー(FFP)を強いることになるこの競技のガバナンスの変化の意味するところを心に留めておく必要があります。欧州では、2025-26シーズンから本格的に適用されるUEFAの財政的持続可能性規則(FSR:financial sustainability rules)をはじめ、FFP規制に関する大きな変更が導入されていきます。このルールは、「支払能力」「安定性」「コスト管理」の3つを柱としており、クラブは3シーズン以内にこのルールに適応する必要があります。この新しいルールは、フットボール界を大きく変えるものになると多くの人が期待しています。また、さらに厳しい規制が設けられる可能性も考慮しておく必要があります。
THSTの理事会は、スパーズにおけるファンの参加のための正式なメカニズムの確立が最優先事項であると強く感じており、スパーズ・ファンや他のスパーズのサポーターグループと協力して、クラブの責任を追及し、クラブの生命線であるファンとのオープン・コミュニケーションを促進することに重点を置いています。
THST取締役会
2023年2月2日