スパーズはワールドカップのための中断を前に3~4日おきに試合を行っているだけに、この若きウィングバックは出場のチャンスを望んでいる。
「期待してるけど、ここは我慢して、自分のプレー時間が訪れたらそれを掴み取るしかないんだ」
「チャンスが訪れた時にそれをしっかりモノにすることだよ。時間がかかってもいいし、そのチャンスが早く来てもいい。なるようになるさ」
「僕はいつも自分を信じているけど、フットボールでは何が起こるかわからないから、ただ我慢して、その時が来たら頑張るだけだ」
スペンスは、来月行われるカラバオ・カップのフォレスト戦での先発が有力視されているが、それ以上の結果を出したいと考えているようだ。
「カップ戦だけでなく、リーグ戦でもプレーしたいんだ。だから、初先発がリーグ戦だろうがカップ戦だろうが、とにかく準備しなきゃね」
「みんな僕を歓迎してくれているんだ。特に誰ってわけじゃなくね。チームもスタッフもみんな僕を歓迎してくれている。ファンももちろん歓迎してくれているし、今日もそうだった。みんなからの愛に感謝しているよ」
スペンスは、コンテが選手に、特にウイングバックに課す要求に応えるべく、体力作りに励んできた。ピッチ外での彼のトレーニングに一役買ったのが、今月、白血病で急逝したフィットネス・コーチのジャン・ピエロ・ヴェントローネである。
「彼はいいやつで、いつも僕らの限界に挑戦させてくれた」
「もちろん、他の選手ほど彼のことをよく知っているわけではないけど、僕が知っているのは彼がとても勤勉な男だということだ」
「彼はいつも、僕らが正しいことをするように心がけていたし、自分たちには無理だと思うようなところにも挑戦させてくれた。そうだね、おそらく今までで一番ハードなセッションだったけど、いい練習だったよ」
コンテは月曜日にプレミアリーグの中断中に、ワールドカップに出場しない選手たちを暖かい気候でのトレーニングに連れて行くことをクラブに提案したことを明らかにした。
スペンスは、この合宿を利用して、コンテのもとでトレーニングに打ち込もうとしている。他のイングランド人選手と同様に、彼もいつかU-21イングランド代表からフル代表にステップアップすることを夢見ており、特にスパーズはイングランド代表の右サイドバックを数多く輩出してきた歴史を持っている。
「ウィンターブレイクに何が起こるかを待つしかないね。誰もが休みを取るだろうし、より強くなって戻ってこなければならない」
「誰もがいつかイングランド代表としてプレーしたいと思っている。イングランド代表でプレーするのは夢だし、何がきっかけでチャンスがあるか分からないから、いつかチャンスを掴みたいね」