アントニオ・コンテが改めてスポルティング戦でのVAR判定、マルセイユ戦の重要性、そしてボーンマス戦でハリー・ケインを休ませることができるかどうかについて語った。
アントニオ・コンテは、スポルティング戦でのVAR判定が物議を醸したことを受け、ファビオ・パラティチと話し、ダニエル・レヴィにもメッセージを送ったことを明かした。グループ突破のためには勝利が必要だったが、アディショナル・タイム終了間際にハリー・ケインが放った一撃は、VARによってオフサイドと判定され、取り消された。
この判定はトッテナム・ホットスパー・スタジアムでは大いに不評を買い、スパーズの選手やコーチ陣はこの判定に疑問を持ち、自分たちの気持ちを明確にした。コンテは試合後の記者会見で、クラブが然るべき場所で関係者と屈することなく話すべきであり、またこのような判定によって「大きな大きなダメージ」を生むとも述べた。
コンテはあの水曜の夜の出来事以来、クラブ内で話しをしたのかを尋ねられ、その情報をオープンにし、クラブを保護する必要性を説いた。
「スポーツ・ディレクター(ファビオ・パラティチ)と話をしたし、オーナーのダニエル・レヴィにもメッセージを送ったよ」
「それとニューカッスル戦で起こったこと(先制ゴール前のロリスへのファール疑惑)については、ファウルであったことが非常に明確なイメージがあるため、そのことについても話したよ」
「時には、受け入れることもできるだろう。『ミスをすることもあるだろうし、前に進まなければならないね』と割り切ってね。だが同時に、時には自分のクラブを守るために発言しなければならないこともあると思う。私は自分のクラブを守らなければならないし、クラブも自分自身を守らなければならない。黙っているのは良くないというのがよくわかったからだ」
「シーズン当初から、レフェリーの判定についてはコメントしたくない、コメントしたくない、コメントしたくないとずっと言ってきたよ。レフェリーの判定とVARを混在させると、プレミアリーグとチャンピオンズリーグで最初から今まで大惨事になってしまうんだ」
「私が求めるのは、少しの注意を払い、どのチームが同じ評価を理解しようとすることだけだ」
この判定により、トッテナムは1試合を残してチャンピオンズリーグの決勝トーナメント進出を確定することができず、次ラウンドに進出するには敵地マルセイユで勝ち点が必要になった。アイントラハト・フランクフルトとスポルティングCPが同居するグループDでは、マルセイユもまたグループを勝ち進むために勝利が必要となる。