トッテナム・サポーターが抗議のためルートン戦でピッチに背を向ける

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トッテナム・ホットスパーのファンは、土曜日のルートンとの試合中にクラブのシーズンチケットの値上げに関する決定について自分たちの気持ちを明らかにする。

football.london/Alasdair Gold

トッテナム・ホットスパー・サポーターズ・トラストの活動に賛同し、スパーズのファンは土曜日のプレミアリーグのルートン戦の65分に、ピッチに背を向けることになる。

今月、ノースロンドンのクラブは2024/25シーズンのシーズンチケットの価格を6%値上げし、来シーズンから新規の65歳以上のシニア・シーズンチケット・ホルダーに対する割引を廃止することを発表した。一方で、既存のシニア・シーズンチケット・ホルダーの割引を段階的に縮小することを付け加えた。

クラブのこの発表を受けてトッテナム・ホットスパー・サポーターズ・トラストは、「容認できないものであり、今回の変更は、長年の忠実なサポートを続けてきた年金生活のサポーターの足元から敷物を引き剥がすものだ」と批判の声を発した。クラブは、トッテナム・ホットスパー・スタジアムでシニア・シーズンチケット・ホルダーの数がホワイトハート・レーン時代のほぼ4倍に増加しており、この増加は「持続可能ではない」と主張している。

今月、ホワイトハート・レーン時代には100万ポンド未満だったマッチデー収入が、現在は1試合あたり600万ポンド(およそ11億円)を稼いでいることが明らかになった。

現在、『Save our Seniors(年長のサポーターを救う)』と銘打たれたサポーターの活動で、クラブが年長のサポーターに背を向けているのに対抗して、土曜日のプレミアリーグの試合でトッテナム・ファンに65分にピッチに背を向けるよう奨励している。

同団体のこの活動について説明するサイトでは、「トッテナム・ホットスパー・フットボールクラブは年長者への歩み寄ることを止めて、65歳以上の最も忠実なサポーター層に背を向けようとしている。我々は、これが我々のクラブの価値感として相応しくないことを示す必要がある。そこで我々は全員に賛同してくれることを呼びかけている」と、65分に1分間ピッチに背を向けるようにサポーターに呼び掛けている。

「我々は『Save our Seniors』の立場であり、クラブが65歳以上のファンに対する割引を縮小するという決定を撤回することを望んでいるスパーズ・ファンのグループだ。クラブはこの変更によって集められる資金を必要としていない。すでにホームのマッチデー収入で毎試合480万ポンドを生み出しているんだ」

「これは我々の最も忠実なファンの一部にペナルティを与える決定だ。道徳的に間違っている。そして、我々のクラブの誇り高い伝統に泥を塗る行為だ。我々はトッテナム・ホットスパーFCの経営陣に、チケットの価格設定を改めて見直すように視覚的かつ効果的な行動を促すことを目指している。それが我々の活動の目的である。その一点だけを訴えていく」

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