ギャリー・マバット:トッテナムに40年いるがこれほどの興奮は久しぶりだ

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「私は最初のファウルは見逃したが、もしガッザがギャリー・パーカーの方に向かっていって首を捕らえるのを見たら、彼をなだめるために言葉をかけただろうね」

「でも、2回目は目の前だった。ひどいチャレンジだったが、相手のギャリー・チャールズよりもガッザのほうが痛い目をみたんだ。彼がひどく苦しんでいるのがわかったよ。相手のフリーキックで、私は壁の中で引き倒され、ピアースがゴールを決めた」

「ハーフタイムに、私たちを決勝まで導いてくれた彼の貢献について話していたんだ。彼が病院へ向かっていることは知っていたが、私たちはそれを起爆剤にしました。選手みんなが力を発揮してくれて、思い切ったプレーをしてくれた。ジャスティン・エディンバラ(2019年に他界)、スティーブ・セドグリー、デイヴィッド・ハウエルズ、ヴィニー・サムウェイズ、そして同点ゴールを決めたポール・スチュワート…。チームとして、見事に機能したんだ」

延長戦でデス・ウォーカーのオウンゴールが決まりスパーズが勝利した。マバットがトロフィーを掲げて喜んでいるとき、実は彼個人のドラマを抱えていることを知る人はほとんどいなかった。

「糖尿病の私は、いつもハーフタイムに血液検査をしていたんだが、この日は血糖値が少し高かったんだ。だから、後半に入る前に注射が必要だった」

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