アントニオ・コンテ:ノッティンガム・フォレスト戦を控えての記者会見+1

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「ソニーは毎日フットボールを楽しんでいるんだ。1つのゴールの有無で、彼がフットボールを楽しめているかいないかを考えるのは馬鹿げている。問題がないところに、問題を起こそうとしているだけだよ。私は心配していない。もし誰かが心配すべきだとしたら、それは監督だろう。だが実際に心配しているのはあなた方だね」

では、選手自身は心配しているのだろうか?

「彼はよく努力しているし、私の見立てでは彼はいいプレーをしている。あのプレーを続けなければならない」

「彼がゴールを視界に入れればゴールにつながり、皆にとって正常な状態に戻るだろう。でも、この記者会見でソニーのことを話すなんて、本当に驚いているよ」

その優れた実績に反してソンがファイナルサードで珍しく鳴りを潜めているが、一方でハリー・ケインはこの3試合のうちチェルシー戦とウルブズ戦でゴールを決めている。コンテの指揮下で凄まじいパフォーマンスを披露するケインについて、コンテはこのストライカーのプレーが向上していることを明らかにした。

「ワールドクラスのストライカーであり、それは誰の目にも明らかだ。確かに、私はハリーのゲームが多くの側面で改善しているのを目の当たりにしているよ」

「我々は彼のスキルとボールを扱う能力をよく知っているし、今はセットプレーでの強さを身に着けており、エリア内で背番号9としてどのように攻めるのが効果的かを学んでいるんだ」

「その点での成長を私は見守っているんだよ。ハリーは背番号9にも背番号10にもなれる選手だということは、誰もが知っていることだ。時々、多くの人が背番号9というよりも背番号10だと思っているが、私は今、彼は屈強な背番号9だと思っている」

「以前は屈強な背番号10だったが、今は屈強な背番号9だ。彼は、自分のゲームの多くの側面においてかなり向上しているよ」

このゴールとアシストを安定供給できる選手を、トッテナムの歴代監督は温存することがほとんどできなかったが、コンテは今後数ヶ月間でハリー・ケインをベンチに下げなければならないことを十分承知しているようである。来月初めにはチャンピオンズリーグが開幕し、3~4日おきに試合が行われる過密日程の中、この29歳が毎試合スタメンでいられるはずはない。

「このシーズンはまだ始まったばかりで、昨シーズン、私は11月にトッテナムにやってきたが、カンファレンスリーグが全く異なる大会だったために、競争はまったく環境が違っていた。今はチャンピオンズリーグがあって、となるとまた別のストーリーになってくる」

「過去とは状況がまったく違うんだ。11月にはワールドカップがあり、これからは23日か24日の間に7試合がある。常に同じ選手を起用できると考える方がおかしいんだよ」

「今回の移籍マーケットでは、チーム戦力を強化することが目標だったが、4つの大会に臨まなければならないことをよく分かっているので、レベルを落とさずにローテーションを組むことができるのは重要なんだ。そのうち3日おきに試合をするようになれば、チーム戦力が強いかどうかがわかってくるよ」

「7日おきに試合をするのは、どのクラブにとっても簡単なことだ。休息の時間がとれれば、ちょっとしたケガも治るし、同じ選手でプレーを続けられる。でも今は、チャンピオンズリーグやプレミアリーグで、チームのクオリティーや層の厚さを理解できるようになった。今なら、以前とは違う判断ができるはずだよ」

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