露呈したエメルソンの弱点、怒れるクルゼフスキをケインが抑える、スペンスのインパクト – レンジャーズ対トッテナムで注目した5つのポイント

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前半の終盤にも同じことが起こり、今度はロドリゴ・ベンタンクールにパスを出したが、この場面でもシュートを打つことができたはずだった。このような機会や決定力不足は、昨シーズンのスパーズのウィングバックでの苦戦を思い起こさせるものであり、コンテは2022/23シーズンにはもうこの問題が解決してくれることを望んでいることだろう。

スペンスとペリシッチの加入により、両サイドのクオリティが向上し、コンテのシステムがより良いものになる可能性がある。

チャンスを逃す

アイブロックスで前半にチャンスを逃したのはエメルソンだけでなく、多くの選手が前半の好機を逃した。スパーズの巧みなプレーで、デヤン・クルゼフスキが何度か右サイドのスペースを攻略したが、彼の得意な左足でカットインがワンパターンであったため、相手ディフェンダーに読まれて間合いを詰められ、チャンスは消滅した。

前半、アントニオ・チョラクが至近距離からシュートを放ってレンジャーズが先制し、1-0のビハインドを背負ったリリーホワイツは、直後に同点に追いつくはずだった。しかし、ソン・フンミンのCKからエリック・ダイアーのフリックオンを受けてゴール前にポジショニングしたロメロは、至近距離からヘディングシュートを放つも枠を外れてしまった。

ハリー・ケインにもチャンスはあったが、マクレガーが低い弾道のシュートを防いだ。立ち上がりから立て続けにチャンスを生み出したことをコンテに称賛されていたが、しかし、序盤の45分間で決定機を無駄にしたことが目立ったのは、コンテにとって不本意だっただろう。

それでも、ケインは後半に入ってから見事な2発を決め、トッテナムはプレシーズンでの無敗を維持することができた。

怒れるクルゼフスキ

前半にボールを多く持ち、レンジャーズの守備陣をトラブルを陥れたクルセフスキは、後半10分にイエローカードをもらい、不機嫌になっていた。この1月に加入したばかりのクルゼフスキは、ボックス内に走り込み、相手ディフェンダーのジョン・サウターを追い越すと、相手に倒されて地面に倒れ込み、PKが得られたと考えた。

しかし、残念ながらそうではなく、地面に倒れたクルゼフスキのシミュレーションだったとして、イエローカードをもらったのだ。スウェーデン代表アタッカーは納得がいかず、すぐに立ち上がってレフェリーを諌めたが、そこにケインも駆け寄ってこそれ以上問題を起こさないように抑えた。

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