アレホ・ベリス
20歳のアルゼンチン人が負傷から回復してポステコグルーのトップチームでトレーニングを開始し、リバプール戦の終盤にデビューを果たすと、その状況は突然大きく変わった。
この状況はオーストラリア人指揮官がロサリオ・セントラルから加入した若いアルゼンチン人ストライカーについて8月に述べたこととは大きく異なっている。
「彼にとってはしばらく時間がかかるだろう。彼を馴染ませることが先決だ。彼は地球を半周して来たのだからね」
「彼は若い選手で、かなりレベルが違う。我々が長い未来に向けて投資している選手だが、シーズン前半で出場機会を得るとは期待していないよ」
この発言以来、ポステコグルーとコーチたちは練習中のベリスの、特にフィニッシュ力に感銘を受けている。昨シーズンは10代でアルゼンチンのトップチームで23試合で11ゴールを記録しており、この夏の契約で初めてトップチームを経験する新人ではない。フィジカル的にも、大きな体格を持っているので、イングランドの試合に適しているはずだ。
ジェイミー・ドンリー
ドンリー本人とスパーズ・アカデミーにとって、18歳の彼が週末のリバプール戦に向けてスパーズのファーストチームのベンチに招集されたのは、誇らしい瞬間だった。
昨シーズン、怪我に見舞われたチーム戦力を穴埋めするベンチ入りしたのに続き、今シーズンのU21スパーズでセンセーショナルな活躍を続けるドンリーにとって、今回の招集は十分に当然のことだった。
スパーズ・ファンとして育ったドンリーは今シーズン、すでに6ゴール、7アシストを記録しており、これはわずか7試合で13ゴールに関与していることになる。3トップの一角でプレーするのと同じくらい創造的な攻撃的ミッドフィールドの役割も自然にこなすことができる。
トップチームの前線の選択肢が少なくなっているため、ポステコグルーはチャンスがあれば、このU19イングランド代表に数分のプレー時間を与えるかもしれない。ドンリーの周囲ではその瞬間に向けた興奮が高まっており、本人はそのチャンスを得られるだけの理由を示すために懸命に働いている。
