アンジ・ポステコグルーが2023/24シーズンに向けて陣容を整える中、マノル・ソロモンが今週にもトッテナムとの長期契約を結ぶ可能性が出てきた。
football.london/Rob Guest
アンジ・ポステコグルーが率いるトッテナムは今週、マノル・ソロモンの補強によってさらに勢いを増すことになりそうだ。すでに1年半のローンを経てデヤン・クルゼフスキの完全移籍が決まり、グリエルモ・ヴィカーリオとジェームズ・マディソンの獲得も完了している。
ロシアによるウクライナ侵攻後、FIFAの規定によりソロモンがシャフタール・ドネツクとの契約を終了することができれば、フリーでトッテナム・ホットスパー・スタジアムにやってくることになる。この夏、アルノー・ダンジュマがローン期間を終えてビジャレアルに戻り、ルーカス・モウラが契約満了となるため、ウイングを補強する必要があったスパーズだが、ソロモンはポステコグルーの攻撃におけるエキサイティングなオプションとして加わることになる。
昨シーズン、イスラエル代表のソロモンはフラムでは24試合の出場にとどまったが、イングランドでのデビュー・シーズンにかなりの好印象を残した。2022-23シーズンの開幕戦で、リバプールを相手にプレミアリーグ・デビューを飾ったソロモンは、翌週の非公開試合で膝を負傷し、2023年の初めまで復帰できなかった。
体調が回復し、出場機会を得たソロモンは、2月から3月初旬にかけて、コテイジャーズで5試合連続ゴールを挙げて話題をさらった。最初の3試合は、かつてシャフタールで監督だったロベルト・デゼルビが率いるブライトン&ホーヴ・アルビオン戦での後半アディショナルタイムの決勝点で、途中出場から記録したものだった。その後、リーズ・ユナイテッド戦とブレントフォード戦で立て続けにゴールを決めた。
その活躍により、トッテナムのエメルソン・ロイヤルとともにプレミアリーグのプレーヤー・オブ・ザ・マンスにノミネートされたが、2月の同賞にはマンチェスター・ユナイテッドのエース、マーカス・ラッシュフォードが輝いた。この5試合でのソロモンの傑出した活躍を受けて、フラムの指揮官であるマルコ・シウバから称賛を浴びた。
「ベンチからピッチに入った選手が良いパフォーマンスを見せるということは、もちろん彼が持っているクオリティーの高さを示しているし、どれほどチームに貢献できるかを示すものだ」
「もちろん、マノルはまだ90分間プレーできる状態ではないが、このプレーの強度でプレーする時間が必要になるし、プレミアリーグという舞台で3~4ヶ月もプレーから遠ざかっていれば、当然のことだが難しいものだよ」