土曜の夜、トッテナムが2-0で勝利したマンチェスター・ユナイテッド戦で途中交代となったリシャルリソンは、その時かなりイライラした様子を見せていた。
リシャルリソンは、トッテナムが2-0で勝利したマンチェスター・ユナイテッド戦で交代し、ピッチを後にしたときの反応について、自分のパフォーマンスに対するフラストレーションだったと明かした。リリーホワイツの戦列をリードするブラジル代表ストライカーは、この試合でも戦局に影響を与えることができず、ピッチに立った70分間で枠内シュートを1本も打てなかった。
後半にイヴァン・ペリシッチに代わってピッチを出る際、ダッグアウトでエメルソン・ロイヤルの隣に座ったリシャルリソンは、そこで独り言をつぶやいている姿が見られた。開幕戦のブレントフォード戦で苦戦し、ホームでのレッドデビルズとの試合でもあまり良いパフォーマンスを見せられなかった元エバートンのブラジル人は、土曜にランチタイム・キックオフとなるボーンマス戦で先発の座を与えられれば3度目の正直となることを期待しているだろう。
試合後、ESPN Brasilのインタビューに応じたリシャルリソンは、まず交代の場面での自身のリアクションについて語った。
「シュートする位置にボールがなかったので、自分自身に向けて悔しがったんだよ」
「もっとボールを受け取らなければならないし、ゴールに近づかなければならない。そこ(シュートを打てる位置)でボールを受け取れなかったのがもっとも腹立たしいんだ。交代とかそういうことが理由じゃないよ」
リシャルリソンはこれからゴールを量産することを決意し、それまでの間はトッテナム・ファンに忍耐を求めた。スパーズでのデビューとなった昨シーズンにはわずか3ゴールを記録するに留まったが、ハリー・ケインがバイエルン・ミュンヘンに退団したこともあった、今のスパーズで自身でプレーを強化し、安定してゴールを決める頼れるストライカーになる必要がある。
「トレーニングではゴールを決めているし、(実戦で)ゴールを決めるのは時間の問題だと思うよ」
「ファンはもう少し辛抱してもらわないとだけど、ハリー・ケインのようなアイドルの代わりを務めるのは簡単ではないよ」
「好むと好まざるとにかかわらず、俺がゴールを決められない試合は、ファンが彼(ケイン)のことを惜しむだろう。彼はクラブで200ゴール以上を決めた男だ。俺は彼をお手本にして、トッテナムのユニフォームを着てできるだけ多くのゴールを決めるために頑張るよ」
「それだけの移籍金をトッテナムは俺のために払ってくれたんだ。このためにクラブは俺をここに呼んでくれたんだよ。今は自分次第だ。しっかりと仕事をしなければならないし、自分の責任は分かっているよ」