プレシーズン合流前のハリー・ケインに巨額の契約延長オファーを提示

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トッテナムは、現在のハリー・ケインに週給20万ポンドを大幅にアップさせる大型新契約をオファーしているが、一方のストライカーは今夏にこの新契約に応じるつもりはないようだ。

Evening Standard/Dan Kilpatrick

現在の契約が残り12ヶ月となったハリー・ケインに対し、ブンデスリーガの覇者バイエルン・ミュンヘンがすでに6000万ポンドの獲得オファーを提示するも、これはスパーズに拒否されている。

英紙Guardianが報じたように、ケインは移籍マーケットが開いている間はスパーズの契約延長オファーに応じるつもりはなく、この夏の移籍マーケットの期間中は移籍の可能性を維持した状態で過ごすことになりそうだ。

今月30歳を迎えるイングランド代表キャプテンは、この移籍マーケットの期間中もしくは来シーズン終了後にフリーでノースロンドンを去ることに前向きではあるが、現時点で可能性がかなり低いとは言え少年時代から過ごすクラブとの契約延長の可能性を否定しているわけでもない。

スパーズは、ウーゴ・ロリスが予想通り退団した場合に備えても、副キャプテンであるケインを手放したくはなく、プレミアリーグのライバルへの移籍については、その交渉にも興味を持っていない。とはいえ、バイエルンや他の国外クラブからの1億ポンドを超えるような巨額のオファーには耳を貸さざるを得ないだろう。

スパーズのダニエル・レヴィ会長は、ケインに契約を延長するようなんとか説得したい構えで、2009-10シーズン以来となるヨーロッパの大会への出場権を逃し、8位に終わった悲惨なシーズンの後、アンジ・ポステコグルーがクラブの運気を好転させることに賭けている。

この夏、スパーズはケインのイングランド代表でのチームメイトであるジェームズ・マディソンをレスターから、ゴールキーパーのグリエルモ・ヴィカリオをエンポリから獲得し、元フラムのフォワードであるマナー・ソロモンのフリーでの獲得に動いている。さらに2人のセンターバックの補強を狙っているスパーズは、ヴォルフスブルクのミッキー・ファンデフェンの移籍交渉を続けている。

ポステコグルーは、7月1日からプレシーズンのトレーニングを始動し、先月にユーロ予選でイングランド代表を率いたストライカーが休暇を終えてホットスパー・ウェイに戻る来週、ケインと話し合いを持つことにしている。

このオーストラリア人は、スパーズに再びエンターテインメント性にあふれる攻撃的なフットボールを取り戻させることを約束した。ケインがここ数年、スパーズは「価値観」と「基準」を失っていると主張したが、ポステコグルーの挑戦にはクラブの文化の再構築も含まれている。

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