1月の移籍マーケットが終了に近づく中、サウジアラビアのアル・ナスルからの右サイドバックのエメルソン・ロイヤルへの獲得のオファーをトッテナムは拒否した。
football.london/Rob Guest
1月の移籍マーケットでトッテナム・ホットスパーにあらゆることが起こっているようだ。スパーズはティモ・ヴェルナーとラドゥ・ドラグシンをクラブに連れてくるためにかなり早い段階から行動に移しており、一方で1月に入ってから10人がローンを含めて退団している。
クラブの選手たちの中には他のクラブでレギュラーとしてプレーする必要があり、その数は残された11日間で増加する可能性がある。エメルソン・ロイヤルはそのカテゴリーの選手ではなかったはずだが、それでも衝撃的な移籍報道によってその名前が見出しを飾るのを止めることはできない。
トッテナムはアル・ナスルのブラジル代表ディフェンダーへのオファーを拒否したとfootball.londonは理解している。しかし、クリスティアーノ・ロナウド、サディオ・マネ、マルセロ・ブロゾビッチ、アイメリク・ラポルテらをすでに擁するサウジアラビアのクラブは、さらなる補強に貪欲であり、エメルソンに対する新たなオファーを準備していると考えられている。
ヨハン・ランゲ、アンジ・ポステコグルー、そしてトッテナムにとって、アル・ナスルからエメルソンへの新たなオファーが来れば、それはかなり簡単な決断になるはずだ。昨年1月にペドロ・ポロがノースロンドンにやってきたため、エメルソンはもはやレギュラーではないかもしれないが、今後もクラブにとってとても重要な役割を担っている。
25歳のエメルソンはリリーホワイツで開幕戦で先発メンバーに名を連ねるも、その後ポロが右サイドバックのポジションを奪取。それでもこれまでポステコグルーのチーム戦力に負傷者が相次いだことから、先発出場と途中出場が同数の計18試合に出場している。
ミッキー・ファンデフェンとクリスティアン・ロメロの両センターバックが欠場したことで、エメルソンのプレー時間の大部分は本職ではないセンターバックでのものだった。昨シーズン、エメルソンが3バックの右でプレーするのを何度かあったが、2人のセンターバックのうちの1人としてプレーするのは本人にとって全く異なる挑戦だったはずで、それでもそのチャンスをしっかりと掴み、徐々に素晴らしいパフォーマンスを見せていくことになった。
元レアル・ベティスのディフェンダーは長期的に右サイドバックからセンターバックに転向する可能性さえ浮上している。それだけでなく、エメルソンはデスティニー・ウドギが欠場した試合では左サイドバックの役割も果たし、そこでも非常にうまく対処した。