ウーゴ・ロリスは、グディソン・パークでの試合の後、エバートンの同点弾によって勝ち点3を逃したものの、この試合をポジティブに受け止めようと決意した。
68分、ハリー・ケインのPKで勝利が決まったかに見えたが、試合は6分のアディショナルタイムに入り、エバートンの気迫のこもったプレーが報われるかたちでマイケル・キーンが30ヤードの位置からシュートをゴール隅に突き刺し、1-1のスコアとなった。
60分過ぎにアブドゥライェ・ドゥクレがハリー・ケインと衝突して退場となり、その直後にエリア内でキーンがクリスティアン・ロメロにファールをして得たPKをケインが決めて、スパーズが主導権を握るかに見えた。
しかし、ショーン・ダイチのチームは、1人の数的不利にありながらも、スパーズを押し返すエネルギーを見せた。88分にはルーカス・モウラがキーンへのチャレンジで退場となり、高まるプレッシャーがキーンの攻撃参加を後押しし、スパーズがプレミアリーグで3位に浮上するはずだった勝利を逃すことになった。結果、3位のニューカッスルと5位マンチェスター・ユナイテッドと勝ち点50で並び、スパーズは4位に収まった。ただし、2つのユナイテッドは2試合多く残している。

2月5日のマンチェスター・シティ戦の後半に膝を負傷し、前節まで9試合欠場していたキャプテンのウーゴが、試合後にSPURSPLAYのに語った。
ポジティブに埋め止める…
「ポジティブでいることは重要だよ。今夜はポジティブなことがたくさんあった。ここは戦うのが難しいスタジアムだし、特に監督が交代した直後だったからね。相手はエネルギーに満ち溢れていて、それをピッチで感じることができる。それに相手は決してあきらめないし、僕らにとっては残念なことだけど、それを見せつけられたよ」
「悔しいのは、試合終了間際に、あと少しで勝ち点3が取れるというところまでいったことだね。繰り返しになるけど、これは僕らが学ばなければならないことなんだ。終盤の失点は今回が初めてではない。サウサンプトン戦でもそうだったし、今回またやってしまったよ」
