アントニオ・コンテ:フラム戦を控えての記者会見+1

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昨シーズンからスパーズが改善されたと信じているコンテは、同時に、チームがトップ4入りを果たした昨シーズンのいくつかのポイントを失わないようにする必要があるとも述べた。

「昨シーズンから何が起こったかを分析するならば、フットボールの知識、戦術的な側面を身につけ、そして1年半後を経た選手たちは、より強い絆を持つようになった」

「だが、我々は一方を改善するだけでなく、昨シーズンに作り上げた強固さ、結果を死守しようとする気持ち、デュエルに勝とうとする気持ち、狡猾さを失わないように注意しなければならない」

「フットボールにおいては、実力があっても、どんなときでもピッチで強さを発揮することができなければ、負けてしまう可能性があるんだ。だが、私のチームには知的な選手たちがいる。彼らは私よりもずっと戦局を理解している。彼らは、トッテナムのようなチームにしては失点が多すぎることを分かっているし、そこを改善しなければならないことも知っている。そのためには、みんなで力を合わせて、強くなるしかないんだ」

「私はいつもこう言っている。勝つこと、安定することを望むチームは、立て直す力のあるチームでなければならない。これは簡単なことではないが、そこがカギになると思う。特に今シーズンは、ここ10試合で21失点しているような状況だからね」

「選手一人ひとりに特徴があるのはご存じのとおり。その中で、そこを改善しようとするのが私の仕事だ。良い時もあれば、そうでない時もある。フットボールの知識、戦術的な面、攻撃的な状況を改善することにおいて私は得意だったかもしれない。だが、その狡猾さを選手たちに伝えるのは、あまり得意ではなかったかもしれないね」

「選手にはそれぞれ個性がある。チームスポーツをする上で最も重要なのは、その特徴を1つの箱の中にまとめ、すべてを兼ね備えるということだ。これは、ある選手や他の選手の話題ではない。私が話すときは、常にチーム全体について話している」

「チーム全員で攻撃し、チーム全員で守る。だからこそ、この点を実直に改善し、昨シーズン何度も見せた狡猾さを再び見つけなければならないと思っている。何度も戦い、何度も苦しみ、時にはそれに見合わないこともあったが、最終的には勝つことができた。そして、最終的に4位でフィニッシュすることができた。これはとてもシンプルなことだと思うよ」

スパーズはここ数試合、個人的なミスの量産によって躓いており、しばしば試合中の重要な場面でミスが起こってしまっている。コンテはチーム内で自信が失われていることを認めたが、恐怖心を持った選手にはピッチに出てきてほしくないようだ。

「フットボールで自信を持つことはとても大切なことだ。個人のミスが出てしまう時期もあるし、それがチームの雰囲気に影響し、このような状況によってゴールを失ってしまうのは普通のことだ」

「だが、それはフットボールの一部なんだ。個人のミスはフットボールでは常に起こりうることなんだよ。だから個人のミスが起こってしまっているときこそ、我々は強くあり続けなければいけない」

「自信を失わないことだ。私は選手全員を信頼している。私は選手全員を信じているよ。彼らは自分に自信を持たなければならない。ミスはフットボールの一部。私はそれを受け入れているよ」

「リスクを冒そうとせず、自分を守ることだけを考えているような選手は好きではない。私はいつも選手たちに、中盤でボールを持ってプレーし、ディフェンダーやキーパー、ストライカーと1対1でプレーする気概を持ち、責任を持たなければならないと言っているんだ。相手に勝てなかったとしても、気にする必要はない」

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