ハリー・ケイン:ベストな状態で決勝トーナメントに臨めるよう心がけていた

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イングランド代表キャプテンのハリー・ケインは、ワールドカップが開催時期のおかげで、シーズン中と同じようにフィットした状態で戦えていると語り、これからノックアウト・ステージで最高のフォームを作り上げると自信を見せている。

ケインは、トッテナムの選手としてシーズン前半は1試合も欠場しなかった。そのため、シーズン半ばの大会では疲労が蓄積するのではないかと心配され、そして開幕戦のイラン戦で相手選手の激しいチャレンジを受けて、足の検査を受けに至った。

ウェイン・ルーニーが持つイングランド代表の歴代ゴール記録にあと2ゴールと迫ったキャプテンは、グループリーグでゴールを記録したイングランド代表の6人の中には入っていなかったが、それでも3アシストと活躍を見せた。

4年前のロシア大会では、ケインはグループステージで全6ゴールのうち5ゴールを挙げており、ほぼ最初の2試合でゴールデンブーツを獲得したことになるが、昨夏のユーロでは、4ゴールすべてがノックアウト・ステージで決めたものであった。

ケインはセネガルとのベスト16での対戦を前に、再び大会の後半戦でピークを迎えるために努力していることを明らかにした。

「2018年の(ロシア)ワールドカップのことだけど、身体的にも精神的にも、僕は大会のスタートでゴールを量産したことで、そこで多くのエネルギーを使用してしまったように感じたんだ」

「大会が進むにつれて、後半になるとパフォーマンスが落ちていったように感じたんだよ」

「ユーロの前は、その逆になるように意識をしていたね。もちろん、良いスタートを切りたいとは思っていたけど、肉体的にも精神的にもベストな状態で決勝トーナメントに臨めるよう心がけていたんだ」

「僕はその方針でこのトーナメントに臨んできた。すでに2~3ゴールを決めてここに座っていたかったけど、グループステージはうまくいっている。出場している時間もそれほどタフではないし、数字で見ると試合もそれほどフィジカルなものではなかったからね」

「プレミアリーグの日程を終えてこの大会に挑み、これからノックアウト・ステージに臨むけど、体調はとてもいいし、シャープだよ。いつも感じているようなマッチ・フィットを感じている。時間が経ってみないとわからないけど、明日(セネガル戦)も頑張って、このノックアウト・ステージで最高のフォームで臨めるようにしたいね」

ワールドカップがクラブ・フットボールの忙しいシーズンの真っ只中に開催されることで、選手たちのフィジカルへの影響が懸念されているが、ケインはこのスケジュールのおかげで、以前の夏の大会に臨むときよりもシャープな状態で臨めるようになったという。

「選手からすれば、ワールドカップが開催されるこのタイミングは最もフィジカル的に高い状態にあると思うよ。クラブでの試合数が多く、試合勘があり、シーズンから大会に直行していることが役に立っているね」

「夏の大会では、3週間から4週間のインターバルがあるので、トップ状態からいったん回復に努めて、それから前に進むのは難しいんだ。だから、レベルの高い試合ができたのだと思うよ。僕から見ると、体調も良く、本当に良い状態にあるんだ」

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