Football London/Rob Guest
6-2の勝利となったトッテナム・ホットスパー・スタジアムで行われたプレミアリーグのレスター・シティ戦で起こった注目すべき5つの出来事を紹介する。
豊富なローテーション
アントニオ・コンテが選んだトッテナムの先発メンバーのニュースで注目されたのは、ソン・フンミンをベンチ・スタートになったことだった。今シーズンの開幕から8試合でノーゴールという、かなりフラストレーションのたまるスタートを切った後、特にリシャルリソンの活躍が目を引く中、この数週間、スパーズのチーム編成におけるこの韓国人のポジションについて多くの憶測が飛び交っていた。
ソンだけでなく、エメルソン・ロイヤル、クリスティアン・ロメロ、ベン・デイヴィスもメンバーから外れたが、ウェールズ人の欠場は怪我のためだった。ダビンソン・サンチェス、クレマン・ラングレ、ライアン・セセニョン、デヤン・クルゼフスキがその代役としてメンバーに入った。
試合数が多いため、今後数週間はチームをローテーションさせることを明言していた監督にとって、この試合はメンバー構成に手を加える初めての機会だった。今月初めのフラム戦でも同じようにかなりメンバー変更をしていたが、ロメロ、セセニョン、ロドリゴ・ベンタンクールはレギュラーであるため、コンテの試合後のコメントでは2人のローテーションのみだったようだ。

ウェストハム戦の「ロリス、サンチェス、ダイアー、デイヴィス、エメルソン、ホイヴィア、ビスマ、ペリシッチ、クルゼフスキ、ソン、ケイン」から、フラム戦は「ロリス、ロメロ、ダイアー、ラングレ、エメルソン、ホイヴィア、ベンタンクール、セセニョン、リシャルルソン、ソン、ケイン」に5人を入れ替えていたよ。
クルゼフスキの影響力
クルゼフスキを3試合連続でベンチに置いたコンテの決断は、彼がトッテナムチームにもたらすものを考えると、かなり不可解な決断だった。1月にユベントスからスパーズに移籍し、トップ4入りに大きく貢献したこのスウェーデン人は、今シーズンのプレミアリーグ開幕から4試合でも1ゴール、2アシストと、昨シーズンの活躍を継続している。
しかし、攻撃のオプションが豊富なため、コンテはこの22歳をベンチに置き、リシャルリソンを起用することを選択した。その結果、クルゼフスキは、チャンピオンズリーグのマルセイユ戦とスポルティングCP戦で先発することができず、結局、3試合連続のベンチスタートとなった。
土曜日のレスター戦で先発に復帰したクルゼフスキは、いきなりハリー・ケインに同点弾をもたらすなど、大きな役割を果たした。右サイドからカットインしたクルゼフスキが見事なクロスボールを送り込み、これに合わせたケインが至近距離からゴールに流し込んだのだ。
クルゼフスキがチームにいると、トッテナムは見違えるようになる。