マルセイユとアイントラフト・フランクフルトは、先日フランスで行われた両チームの試合における観客のトラブルを受けて、UEFAの処分を受けた。
マルセイユはUEFAから、11月初旬にチャンピオンズリーグ・グループDでトッテナムがオレンジ・ヴェロドロームを訪れる際に、スタジアムの一部を閉鎖するよう命じられた。11日前に行われたアイントラハト・フランクフルトとの試合では、残念ながら観客のトラブルが見出しを飾ることになり、UEFAは両クラブを9つの違反行為で起訴する結果となった。
チャンピオンズリーグでの騒動によって、まずマルセイユは次のヨーロッパ戦のホームゲームとなるスポルティングCP戦で罰として非公開試合を行うことになった。11月1日(火)にトッテナムがこのフランスの街を訪れる際には、ヴィラージュ・ノルド(ノース・スタンド)のみが閉鎖される予定だ。
UEFAはこの処分について、「花火の点火、物の投げ込み、レーザーポインターの使用、群衆の妨害、公共通路の封鎖を行ったため」と発表している。UEFAの決定は、67,395人収容のスタジアムのなかで、13,000人弱のファンが入るノース・スタンドが閉鎖となるため、トッテナム戦に影響を与えることは間違いないだろう。
11月に2022年ワールドカップが開催されるため、グループステージの最終節が通常より1ヶ月早く終了する今シーズンのチャンピオンズリーグのグループ最終節は、スパーズとマルセイユはともにノックアウト・ステージ進出に向けて勝ち点が必要な試合となるかもしれない。
現状では、スポルティングCPが2戦2勝でグループ首位に立ち、スパーズとアイントラフト・フランクフルトが開幕2試合でそれぞれ1勝1敗で2位、3位となっている。マルセイユは2連敗の後、グループの再開に沈んでいる。
トッテナムとマルセイユは9月初旬にトッテナム・ホットスパー・スタジアムで行われたグループリーグ初戦で直接対決し、リシャルリソンの終盤の2ゴールにより、スパーズが2-0で勝利している。アントニオ・コンテ率いるスパーズはフランスのチームにボールを支配され、最後の15分でリシャルリソンが2本のヘディングシュートを決めるまで、ほとんどゴール・チャンスを得られていなかった。
