アントニオ・コンテがチームの戦術や特定の役割への要求を解説

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コンテにとって成功するチームの鍵は、攻撃と守備の切り替えを素早く行うこと、そして頑強な相手チームを打ち崩すことだ。

「良いチームというのは、試合中に様々な局面を見極めることができなければならない。たとえば相手が深く守っているのを見た場合、しっかりと対処する必要がある。この場合、すべての選手が(敵陣に)入って、この(サイドのセンターバックの)2人のうち1人を攻撃に参加させなければならない」

「そして残りの4人(セントラル・ミッドフィルダーの2にと残りのセンターバック2人)でカウンターアタックの準備をしなければならない。同時に、自分のハーフピッチで守備をするときも、うまくやらなければならないね。守備の幅を狭くして、それで空いたスペースを突いてカウンターアタックをするのがいいんだ」

「競争力を高め、何か重要なものを勝ち取ろうとする優れたチームは、選手たちが攻撃と守備の両方で良いバランスを見つけなければならないんだよ」

また、コンテは3バックと中央のストライカーが一定の距離を保つことを好むと明かし、守備を深い位置に敷く相手チームを攻略する能力を培うために選手たちと懸命に働いていると明かした。

「例えば、ハリー(・ケイン)とエリック・ダイアーが、前後30~35メートルの距離を空けているのがチームにとってベストだと思うね。相手のハーフピッチにいる場合、あるいは相手のクロスに対処するために深い位置にいる場合、我々のストライカーは(守備陣から)30メートルから35メートル以内にいなければならないし、これは非常に重要なことだと考えている。スペースを作ってはいけないんだ。守備の時も攻撃の時も、どんな時もチームでまとまらなければならない」

「それぞれの選手の特徴として、我々には前に多くのスペースがあるととても生きる優れた選手が揃っている。ソニーやデキ、ルーカス・モウラ、そしてリッチーのような選手だ。彼らは攻撃のためのスペースがあれば、とても優れた選手たちなんだ」

「しかし同時に、強いチームは、相手のハーフピッチにとどまりながら、スペースを見つけることができなければならないこともよく分かっている。この状況を改善するために、我々は多くの努力をしているところだよ。多くのスペースが見つからない状況で、我々はもっと上手くやる必要があるからね」

「また、今シーズンは、昨シーズンとは異なる解決策を実行しようとしている。この選手たちとは7ヶ月間一緒に仕事をしてきた。だから異なるポジションに異なる選手を配置するローテーションを組もうとしているが、同時に最も重要なことは、そのスペースを確保することだ」

ピッチの中央で重要な役割を果たすのがセントラル・ミッドフィルダーであり、コンテは自身のシステムにおいてその役割を担う選手たちに何を求めているかを説明した。

「その2人(セントラル・ミッドフィルダー)には、2つの重要な特徴が必要だ」

「良いエンジンと良いスタミナだよ。彼らは守備と攻撃の両方の状況に関わるが、同時に、もしこの2人の選手のうち1人がゴールやアシストができる臭いを感じとり、攻撃に参加する機会が訪れたのなら、2人のうち1人は前に出ることができる」

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