コンテが鍛え続け、肉体的な成長を遂げたことで、ケインは自身の成長を認めている。プレシーズンのトレーニングに復帰したばかりのストライカーは、すでに限界まで追い込まれ、月曜日の夜には2時間のセッションの最後に行われるイタリア人の恐ろしいピッチランニングでピッチ脇で倒れ、嘔吐する姿が目撃された。その2日後、スパーズはソウルでの親善試合でチームKリーグを6-3で倒し、彼は2ゴールをあげ、そこでシャープな姿を見せた。
「アントニオは素晴らしいよ。これまで指導してくれたすべての監督のもとで僕は学んできた。アントニオは、おそらく僕のフィットネスレベルをもう一段階上げてくれたんだ」
「メンタリティについて、いつも彼の情熱や選手たちから最高のものを引き出そうとする彼の試合への準備の仕方を目の当たりにして、僕は大いに学んでいるんだ」
「何らかの形で毎シーズン、僕は学んではいて、経験を積んでより良くなっているけど、アントニオのような監督と一緒にいると、そのプロセスがより早くなるね。動きのキレはいいよ。これから1カ月、プレシーズンでやるべきことはまだある。まだまだやれることがたくさんあると思うし、新シーズンはその成果を見せられるといいね」
「彼は毎日のトレーニングに本当にプレーの強度を高めてくれていると思う。監督によってトレーニングのやり方は違うし、1週間のスケジュールも違う。アントニオは鍛え抜くのが好きだし、好きなだけピッチで練習して、毎試合、いい準備ができるようにするのが好きなんだ」
「今は、自分のキャリアの中で、もっともっと上を目指していきたい時期なんだよ。監督がやってきてから、自分のフィットネス・レベルがどのように変化したかを見ることができたのはよかったね。この調子で、できるだけ多くのことをやって、上達し続けたいと思ってるんだよ」
スパーズは現在、ケインとソン・フンミンという2人のゴールデンブーツを獲得したことのあるアタッカーを擁している。ケインは、昨シーズンにモハメド・サラーとゴールデンブーツを分け合ったソニーとのプレーから何かを学んだかと質問された。
「僕は何年も前から、ソニーのことをとても高く評価している。僕たちは本当に仲が良いし、彼はファンタスティックな選手だよ。僕らの試合観やスタイルはそれぞれ違うけど、お互いに補い合うことができるんだ」
「僕らはいつも新しいことを学んでいるし、互いに奪い合うんじゃなくて、与えあっているんだ。でも、偉大な選手というのは、ただ一緒に練習するだけでも毎日いろいろなことを学べるから、僕らパートナーは本当に楽めているし、これから新シーズンにさらに高め合えるといいね」